週明けのメキシコ金融市場、米国 2月の 新規住宅販売が 84万 8,000戸と 2000年
6月以来の落ち込みを示し、今後の景気後退が色濃くなってきたことから、メキシコ経済も
鈍化するとの見通しが台頭。 通貨・株式とも売りが先行し、メキシコ債券市場も同一
歩調を取ってしまった。
同時にオルティス・メキシコ中銀総裁が新聞社とのインタビューで、「過去数ヶ月のトウモロコシ
価格の上昇が、賃上げ交渉とインフレ見通しに懸念している。 最近国内サラリー上昇率は
非常に高く、またエコノミストの経済見通しも インフレ期待が強まってきている」とし、先週
金曜日に開催された政策決定会合後に述べた、「国内物価が下落傾向に転じたとしても、
インフレの兆候が残るのであれば利上げに転じる」と会見で述べた考えを補足するような
考えを示した。
3月のコア CPI は前月比 + 0.41 % と 2月の + 0.50 % から 5ヶ月ぶりに下落に転じた
ものの、年率で + 4.1 % と中銀ターゲットの + 4.0 % を上回っている。 また昨年上半期
+ 3.0 %台前半で推移していた CPI は、夏場のハリケーンの影響でトマトなどの生鮮食料品が
高騰。 9月一気に 4.0 % を越えた後、今年 1月 3.98 % に下落したことを除き、ほぼ
4.0 %台が定着。 メキシコ中銀はなんとか 3.0 %台の水準へと誘導したいようだ。
また先週開催された政策決定会合のあとに発表になったメキシコ中銀のステートメントでは、
食品価格やその他諸物価にインフレを示すような兆候は無い。 しかしながらインフレ
そのものがレンジ内であっても仮にリスクが残るなら、中銀として適切な措置を講じる場合が
ある」とし、「現在注意深く両悪のリスク・バランスを注視している」と述べている。
一方メキシコ経済に関しカルステンス蔵相は先週、「昨年第 4四半期の GDP は + 4.3 % 。
今年第 1四半期は + 3.5 % と穏やかな鈍化となり、今年全体で + 3.6 % となりそうだ」と
発言。 同様に中銀ステートメントでも、「メキシコ経済は、緩やかな下落を辿る兆しが見え
始めている」とのべていることもあり、CPI の高止まりがこの先続かなければ現行金利の
維持を採りそうだ。
昨日のメキシコ債券市場、上記オルティス総裁の新聞記事や米国株式不振から来るメキシコ
金融市場の先行き不安で一服感。 2年債で 2.5 bp、10年債は約 5.0 bp 打ち込まれて
クローズ。
米ドル / 対 円 |
118.15円 |
+ 0.05
|
02年国債 |
7.40 %
|
+ 2.6 bp
|
Mペソ / 対 円 |
10.72円 |
+ 0.03
|
10年国債 |
7.66 %
|
+ 4.9 bp
|
Mペソ / 対米ドル |
MXN 11.020
|
+ 0.002
|
原油価格 |
$ 62.91
|
$ + 0.63
|
Mペソ / 対ユーロ |
MXN 14.689
|
+ 0.002
|
金 価格 |
$ 663.90
|
$ + 6.60
|