6月 20日、米国大手債券運用会社である PIMCOは、旗艦商品である「 Total
Return Fund 」 に占める新興国債券の保有残高を4.5 % から 0.5 % へと大幅
減額したことを明らかにした。 しかしながら同社は、中長期的な観点から見ると、
新興国資産に対しては引き続きポジティブな見通しをとっている。 その理由として、
l 世界全体の GDPに対する新興国の貢献度は高く 50%を占める半面、購買力
平価から見た世界の債券市場に閉める新興国債券市場のウェイトはわずか
4.1 %に過ぎない。同社は今後新興国債券市場が急速に拡大すると見ている。
l 新興市場からの流失資金は再び回帰し、新興債券およびその事業債へと流入して
いくであろう。 同社の新興国市場への資金配分は、昨年の 33億ドルから今年は
82億ドルへと拡大している。
l それら新興国債券市場は現在成長の第一段階を迎えたばかりであり、今後も
ボラティリティの高まりや急速な修正があることが予測される。 しかしながら
長期的な観点から見ると、世界の投資家は景気成長に大きく期待できない先進
主要国から成長著しいいくつかの新興国市場へと資金シフトを進めるであろう。
としている。
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