2004年以来、メキシコ債券は 9日間連続の下落に見舞われている。 トウモロコシ価格高騰

から来る最近のメキシコ主食、トルティーヤの相次ぐ値上げ話が徐々に広がりを見せ、それに

伴うインフレ懸念を先取りした債券の利益確定売りが先行しているため、金融市場の思わぬ

足かせ。

カルステンス蔵相は、「これら食品価格の上昇は一過性のものであり、メキシコのインフレに

長期的なインパクトを与えるとは思えない」とコメントを発したものの、マーケットのトレンドを

変えるまでには至らなかった。

さらにトウモロコシ価格の上昇は、ここに来て鶏卵価格の高騰を招いており、メキシコ市内の

先週のたまご小売価格は 1kgあたり 12.50 ペソ ( 135 ) と前月の 10.0 ペソ 

25 % も上昇しており、いずれ食肉価格にも影響するのではとの声も上がっているようだ。

またメキシコ産原油輸出価格は下落の一途。 Mexican Mix の昨日の引け値は 41.07ドルと

前日比87セント安。2005年以来の安値水準まで戻しており、歳入減少となることも債券市場に

とって悪材料となっている。

一方メキシコの経済は米国経済の軟化とともに鈍化するのではと見られていたが、

依然好調である。

   

 

メ キ シ コ

前月比

前年比

前月比

前年比

11

    

+ 0.87 %

+ 4.8 %

10

- 0.62%

+ 4.6 %

11月の鉱工業生産指数は年率で + 4.8 % 5ヶ月ぶりの前月比上昇。 引き続き国内建設

関係生産が + 6.3 % と大きな伸びを示しており、鉱業生産の + 2.0 % を除き製造、公共生産は

いずれも + 4.5 % 以上の伸びとなっている。 米国輸出にその 80 % を依存するメキシコでは

あるが、景気が活性化し始めている同国の国内需要の旺盛さもこれら数値に表れ始めたようだ。

 

食品価格の上昇は今しばらく続くと思われるが、急ピッチで金利低下が進んだ同国金融市場に

とって程よい休息の時間と考えて良いかもしれない。

昨日のメキシコ金利、目先のインフレ懸念が台頭し短期債中心の売りが散見。

2年国債は約 6.0 bp利回りを押し上げて引けている。

米ドル/対 円 :  120.80円  + 0.35     2年債: 7.51 % + 5.9 bp

Mペソ/対 円 :   11.01円  - 0.02   10年債: 7.87 % + 3.7 bp

Mペソ/対米ドル:   10.963 + 0.008   原油価格: $ 51.21 - 1.78

.                            金価格: $625.90 - 1.00