昨年大統領選挙、原油価格の急騰を受け劇的に買われたメキシコ金融市場であるが、
今年に入って足踏みが続いている。
メキシコ財政の 1/3 を占める原油輸出の歳入が、このところの原油価格の下落が
悪材料となり、これが同国為替・債券の利食い売りに使われているようだ。
原油価格は今年に入りすでに 12 % の下落をみせ、ペソも対ドルで 1.4 % の下げ。
さらに米国景気の鈍化から、メキシコの対米輸出にも陰りが出るとの予測や、今年
上半期米国金利の引き下げの可能性も低く、メキシコ金利にとってもう一段の低下
理由が見えづらいのが現状。
ただ同国経済が急速に鈍化する材料も無く、昨日は、
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メ キ シ コ |
前月比 |
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前月比 |
12月 |
Consumer Confidence
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110.10
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11月 |
106.80
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12月 |
C. P. I. ( 年率 )
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+ 4.05 %
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11月 |
+ 4.09 %
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12月 |
C. P. |
+ 3.61 %
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11月 |
+ 3.50 %
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12月 |
P. P. |
+ 5.39 %
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11月 |
+ 5.57 %
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11月に一旦低下した消費者信頼感指数が、再び上昇に転じている。 さらに コア
CPI は若干の上昇となってはいるものの、 ハリケーン被害で一時的に上昇した
C.P.I. および P.P.I. は下落に転じ始めている。
12月における 年率CPIは + 4.05 % とメキシコ中銀インフレ・ターゲットである
+ 2.0 % ~ + 4.0 %のほぼ上限に張り付いているが、ピークは去ったとする見方が
支配的。 またコア CPI や PPIが低下しづらい理由として、エタノール特需による
メキシコ主要農産物のトウモロコシ価格が上昇。 この生産価格や周辺産業価格が
下落しないことがひとつの理由となっているとも言われている。