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一方政治・財政面では、金曜日にカルデロン新大統領が来年も均衡財政達成を表明。
ペメックス社に対する投資の増額と貧困層の多いメキシコ国内 100地区への助成金
増額を実施するも、その他歳出削減と政府費用カットで来年度の予算を均衡に導くと
述べた。
ちなみに今年度のメキシコの財政は、原油価格上昇の追い風を受け、 + 0.3 % 前後の
財政黒字となる見通し。 またカルデロン新大統領は就任早々自らの給与削減を
表明し、上級公務員の給与削減も目論ろんでいるようだ。
来年度の支出は今年度比 + 9.4 % 増加の見通し。
さらに良いニュースが続いた。 米国格付け機関である S & P社は、「カルデロン
新大統領が就任してからその手腕が判明する 6ヶ月間は現行の BBBの長期格付けを
据え置くが、仮に大統領と議会の協力体制が整うのであれば、現行の同社メキシコに
対する格付けを 「 Stable 」 から 「 Positive 」 に引き上げることを示唆した。
ただ原油価格が下落に転じた場合、歳入面へ悪影響が生じ、また今年も構造改革が
うまく機能せず、財政支出の削減が予測以下になったこと。 さらに税制改革からの
遅延で、本来入るはずの税収がなされなかったこともあり、来年度のカルデロン政権の
行動と原油価格動向を見極めてメキシコの格付け引き上げに対処したいとも述べて
いる。
このように一連のポジティブニュースを元に、メキシコ金融市場はトリプル高。 これまで
8.0 % 台利回りのイメージしかなかったメキシコ国債はいつのまにか 7.0 % 台に突入。
金曜日はついに 7.5 % を割り込み、7.45 % 、前日比 7.0 bp 利回りを押し下げて
引けている。 スピードが早過ぎるような昨今だ。