週明け 04日のメキシコ金融市場は、先週金曜日が祝日ということもあり、3日間の
連休明けのスタートとなった。 その祝日であった金曜日、カルデロン新大統領の
就任式典があったが、会場となった国会では新大統領の就任を阻止しようとする
民主革命党 (PRD) 議員と、それを防御しようとする国民行動党 (PAN)議員が
再び乱闘。 PRD議員は入り口にバリケードを組んだりしたが、カルデロン大統領は
裏口から入場。 PAN議員にガードされ壇上に上がり大統領就任の宣言をしたものの、
歓声と怒号が飛び交う中 結局初心表明演説は中止となった。
この混乱を嫌気した為替市場は金曜日の段階でペソ売りに拍車がかかり、一時対ドルで
11.00 の大台をブレーク。 祝日で薄商いの中、LDN や NYで軟調推移となった。
しかしながら 3連休明けのメキシコ金融市場は寄付きから活況。 中期的には国民
行動党と民主革命党との対立や 5月から続いているアオハカ州の国民ストの問題が
残るものの、混乱の中ではあったが 新大統領に就任したカルデロン大統領 および
カルステイン蔵相を金融市場は歓迎。
ペソは再び買いを誘い対ドルで11.00 の大台を再びクリア。 一気に買われ 10.9275
の高値で引けている。
株式市場も中南米諸国全体に高値更新。 特にブラジル株式指数が + 3.2 %、
アルゼンチン + 1.47 %、そしてメキシコボルサ指数が + 1.0 % と、軒並み史上最高
値近くで終了。
ただ反米主義を唱えるチャベス大統領が選挙で 3選を果たしたベネズエラ株式市場は、
先行き不安が市場を取り巻いたのか、中南米諸国で唯一 - 1.48 % の大幅下落と
なっている。
メキシコ債券市場も終日大活況。 引き続き 20年メキシコ国債には年金ファンド
(Afores など) の買いが集中。 その他年限もイールド・カーブ全体に買いを集め
2年債で 2.5 bp、 10年債は約 8.0 bp 近く利回りを押し下げ、活発な取引の中
高値引け。
今後メキシコ・ペソはクリスマスを間近に控え、活発な買いを集めそうとの予測が多い。
米国在住のメキシコ移民による仕送り送金や企業収益回収がこの先 2週間で
ピークとなり、為替市場ではその額が 20億ドル相当になると試算。 米ドル売り /
メキシコ・ペソ買いが本格化し、対ドルで 10.800台をキープしてくるのではとの見通しも
少なくない。 メキシコ金融市場は年末にかけて、もう一段強くなるのかもしれない。
Mペソ/対 円 : 10.55円 + 0.10 10年債: 7.67 % - 7.8 bp
Mペソ/対米ドル: 10.940 + 0.079 原油価格: $ 63.43 + 0.30
. 金価格: $650.60 - 2.30
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