すみません。もっと短くしたかったのですが…長文です。

電子機器の制限に取り組みました。
制限か禁止か迷いましたが、完全に禁止にしてしまえば節度のある使い方を学ぶチャンスを減らすことになりますので制限にしました。

説得しましたが、娘の反応はほぼ無言。「出て行ってもらえる?」「私はずっとこのままでいい」と返ってきました。
コンプリメントは毎日6個以上かけました。

3日目になってこのままで良いのか不安になったので先生に相談。
「お母さんの勘を働かせてください」
メールを読んで最初は「えぇっ。まる投げ?!」と思いました。

とりあえず娘がこの状態になると、どんどん頑なになるのを思い出したので(長く不登校モードの育児だったので忘れていた)まず話ができるようにしようと、普通の会話をいくつか娘に投げかけてみました。

しばらくして娘がポツポツと答え始めたので、この3日間私が思っていたことと説得の仕方が一方的すぎたことを謝りました。

すると娘も話し始めました。驚いたことに、私が数日前に娘の部屋に置いておいたネット依存の本を一冊丸々読んでいたのだそうです。そして「お母さんの前ではなにも考えていないかのようなポーズをとってるけど、私は考えすぎなくらい色々考えてるよ」と冷静に話していました。

強引に電子機器を取り上げることも考えていましたが、この発言を聞いてもう少し様子を見ようと思いとどまりました。

先生のアドバイスの話に戻りますが娘が自分を責めていたので、とにかく自信の水が減るのをくいとめなければという思いにとらわれていたこと、説得という言葉にこだわりすぎていたことに気がつきました。(説得というのは強いものだと思っていました。)
一番肝心な娘に臨機応変に合わせるということができていなかったのです。だから「お母さんの勘を…」となったのですね。

人からここを直したほうが良いと言われても、自分のものになりづらいと思います。しかし自分で考え、悩み、気がついたことは自分のものになります。先生はそういう風に指導してくださっていると改めて思いました。


娘の話に戻しますが信頼関係を取り戻すために、翌日、娘の部屋の掃除をしながら共感しつつ(今までやっていた肯定です)コンプリメントしました。

「これも電子機器の影響かな?これもかな?」と色々気にしていたので、それに答えつつ、電子機器の悪影響について話しました。

そして「動画をやめられないのは他にする事がないから。他に楽しい事ががあればそっちをやる」と言い出したので
「それは順序が違うかも。過去にしていた手芸や折りがみなどをしなくなったのは、飽きたのもあるかもしれないけど、電子機器の影響で集中力がなく疲れやすいのも原因。無限ループになってるのではないかな」というような話しをしました。

しかし、代わるものはあった方が良いので、自分がこどもの頃の一人遊びは何をやっていたかと思い返し、トランプのソリティアと時計をしていたのを思い出しました。
娘に一人遊びのトランプを2つ教えてやらせてみたところまあまあ面白いようでした。(その後、娘がもっと教えてというので本を買ったりネットで調べたりしました。)

それから動物を飼うのはどうだろう?と提案して話し合いました。

本も面白そうなのがあったので(十二国記)一冊買って渡したところ、2時間で読み終わり「これは(電子機器依存をやめる)突破口になるかも」と言っていました。

だんだん話し合いが進んできて、こちらの条件(夜9時以降と学校のある時間帯は禁止。電子機器はテレビやMP3も含めすべての合計時間)が出揃ったところで時間調整で少しもめました。

脳への影響を考えると90分までなので「本音は30分だけど、それは大変だと思うから60分かな。」「もう少し欲しかったら考えるよ」と話しました。本当は90分でOKなのですが、私が譲った形にした方が良いと思ったので。
(最初から90分までと枠が決まっているので、交渉の余地を残す為でもあります。本当は騙すようなことは良くないと思いますし、私も基本的にはやりません。)


あとは娘の不安は具体的にしました。具体的にすると事実は意外と小さかったり、思い込みに気がつくことがあるからです。

一日中動画を見ている娘は「そんなに一気に減らせない。無理」と言い出しました。さらに「まず今の半分に減らしてそこからまた減らす」と言い出したのですが、そういう方法は過去に失敗しているので却下。

そこで娘に実際はどのくらい動画をみているのだろうという話を振りました。娘がDSの使用記録をチェックすると平均10時間くらいでした。
動画をつけていてもずっと見ている訳ではないので、もう少し少ないと思います。2人で「意外と少ないんだね」という感想を持ちました。

「なにか音がないと嫌だ」これはあらかじめ予想していたので、動物を飼うというのを考えていました。電子機器でなく、音を出すものは他に思いつかなかったのです。
動物は動きますし、小鳥なら歌ったりもするので良いのではないかと思いました。(夜は寝てしまいますが、気配はあります。)雛から育てれば懐いて手乗りにもなりますし、動物はやはり癒されます。


娘も徐々に制限の方向へ気持ちが動き、深夜に一人でトランプをしたり、私と一緒の時や、自分が見ていないときはDSの蓋を閉じて正確な使用時間を出そうとしたりもしていました。制限後のイメージを掴もうとしていたのだと思います。


また、私との話し合いの中で「使用時間を伸ばして」と何度も言っていました。
これには「お母さんは30分にしたいところを60分にして、更に90分まで譲ってるよ。」あるいは「そうだよね。辛いよね。うーん(考えるふり)…でも、あなたの体(脳)のことを考えるとこれ以上は伸ばせない。ごめんね。」で対応しました。(気持ちを一旦は受け取ってもらえた。という実感をもって欲しかった)


他に言っていたのは「夜9時以降でも使えるようにして欲しい」

夜9時以降に電子機器を使用すると朝起きにくくなりますので、ここも譲れません。
「電子機器の影響が昼間使うよりも大きくなるから、制限する意味がなくなってしまう。」と返していました。

守れなかった場合のペナルティーに関しては任されましたので、一度守れなかったら翌日禁止。3度目でしばらく預かる。としました。(再開については要話し合い)


学校の時間帯と夜9時以降は禁止。90分まで。このラインは絶対に崩しませんでした。
他ではできる限りの提案や用意(本などの買い物や、禁断症状の強い期間は娘のために今まで以上に一緒に過ごす時間をつくることを伝えた)をしました。

禁断症状が一番強いであろう最初の1~3日間をどう過ごすか、どうしたら娘が少しでも楽に過ごせるかについて、一番たくさん話し合いました。コンプリメントと共感も数え切れないほどかけました。

CS反応なのか離人感なのかどちらかで私の記憶力に問題がでるため(かけた直後に忘れることも、数十分覚えていることもあります)いつもはコンプリメントをかけてすぐスマホにメモしていますが、話し合いの最中は真剣に話してるのでスマホをいじれないことが多く、かけたコンプリメントとその反応を忘れるということも頻発しました。


ネットで注文した十二国記の全巻(13冊)が揃ったところで電子機器の制限スタート。
制限スタートの直前に娘にもう一度、制限内容を確認。本人の口からでるように、うながしました。(これは以前、臨床心理士の先生に教えていたただいた方法で、子どもの口から言わせることで、守ろうとする意識を強くするのが目的だったような気がします。)


最初の3日間の説得は失敗しましたが、その後4日かけてじっくりと話し合うことができました。

制限に取り組む前は、共同行為としての話し合いというものがどういうものなのか今ひとつつかめていなかったのですが、こういう話し合いはこれまで何度も娘としてきていましたし、娘が自分の電子機器依存を自覚していましたので、後半は意外とスムーズに進みました。
高学年だからできたのではなく、小学校一年生くらいでもちゃんと話し合うことはできます。これが共同行為としての話し合いなのですね。

娘は泣くこともありましたが、楽しそうにしていることの方が圧倒的に多く、自分の手や部屋の汚れを気にしてキレイにする行動がみられました。

制限を守らせていくのが大変だと思いますが頑張ります。どうしてもダメな場合の最終手段ですが、電子機器を壊そうと思っています。