映画鑑賞といっても、近所のレンタルショップでDVDをレンタル。
今回借りてきたのは、コクリコ坂と月光の仮面、そしてヒミズ。
どれも良作で退屈せずに楽しめたけど、今回最も良かったのはヒミズ。
「ヒミズ」は古谷実による漫画が原作で、ダークな青春を描いた異色作。
クランクインする直前に東日本大震災が発生し、脚本をリライトしたようで、物語の序盤から壮絶な映像に魅せられ、震災後の姿を生々しく描かれていた。
そしてなにより、主人公の二人の演技がとても素晴らしかった。ヴェネツィア国際映画祭では最優秀新人俳優賞を二人共が受賞している。
で、この作品のどこに惹かれたかというと、主人公の生き方や考え方、複雑な心理に共感を覚えたことだ。
複雑な家庭環境の中で、周りの人と自分を比較することなく、ただ普通に生きていくことに重きを置く主人公。
主人公を気にかける仲間もいるが、自分一人ですべてを解決し、誰も頼ろうとしない。
人との距離感もどことなく僕と似ているようで、他人には距離があるように感じるかもしれないが、このくらいが心地よいのである。
喜びも悲しみも、他人と共感できることには限りがあり、到底理解などできない。
たぶん自分ですらその喜びとか悲しみとかを理解しきれないからなのかもしれない。
自分は自分であり、他人は他人である。
また、自分は他人であり、他人は自分でもある。
そんな曖昧で不条理な世界で僕らは生きていかなければならないのだ。
ちなみに、ヒミズとは。
ひみず【不見日】
1) 〔日の吉凶を見る必要のない好日の意〕一二月一三日のこと。正月の準備をする。淡路島・佐渡島でいう。日見ず吉日。
2)モグラ科の哺乳類。体長10センチメートルでモグラより浅い土壌にすむ。全身ビロード黒色。日本特産で本州・四国・九州の森林に分布、食中性。類似種に、さらに小型のヒメヒミズがある。ヒミズモグラ。(広辞苑より)
「ヒミズ」の内容やあらすじが気になる方はググってくださいww
で、最後にコクリコ坂についてだけど、ノスタルジーな感じがとてもよかった。
インターネットもなく、情報が簡単に手に入らない中で、手探りで力強く生きていく彼らがとても輝かしくみえた。
マニュアルなどなく、マニュアルを作っていく姿は、もう一度言うけど、輝かしくみえた。
恋愛的な感じもよかったし。
で、月光の仮面もラストシーンが衝撃的で、板尾創路然としたシュールな映像が印象的だった。
てな感じで、今回は以上です。