※※※※※※※※※※※※※※※※※
女神リーブラの力により、剣と魔法と混沌の世界…「タイタン」に召喚された仮面ライダースーパー1こと沖一也。
女神の使いを名乗る謎の声に自らがこの世界に召喚されたことを知り、敵の首領、「バルサス・ダイア」を倒すことを誓った和也は一晩を近くの森で過ごし、無事に朝を迎えた。
惑星用改造人間である彼は、どんな環境にも全く問題なく耐えることができる。
暗闇の中でも夜目が効くため、焚き火の必要も無い。
背中を大きな木に預けて身体と神経を休ませ、ここに来た理由を考える。
その間、異形の狼のような怪物や墓からよみがえった腐った死体の襲撃を受けるが、変身をするまでもなく難なく倒す。
機械の体であっても全く問題なく体は動き、赤心少林拳の技はいささかも鈍ることは無い。
飛龍拳の前に狼は一撃で倒れ、諸手打ちと正拳突きでなんなく死人は土に還った。
「うむ。だがファイブハンドと変身の呼吸が乱れている。 やはりこの世界では見えない悪の力が干渉をしているのかもしれない。」
和也は自らの意思での変身と、五色の拳=ファイブハンド、すなわちスーパーハンド、パワーハンド、エレキハンド、冷熱ハンド、レーダーハンドの使用ができないでいた。
「…そういえばあの謎の声が言っていたな。俺の力はこの世界で制限を受けているのかもしれない。
ジンドグマの得体の知れない暗黒科学のようなものだろう…」
和也は極めて優秀な宇宙工学の科学者でもある。改造人間になる前からあらゆる学問やスポーツに通じ、まさに天の道を行くような清廉潔白にして輝く太陽のような男性でもある。
不思議な現象をその星の科学と捉えるのは、あながち間違いでは無いだろう。
美しい黄金色の太陽が地平線を照らし、地球と変わらぬ紛うことなき雄々しく美しい日輪が生まれた。
和也は太陽の光を浴びて自らの力としながら、天性の勘を持ってあたりの状況を調べていった。
そしてついに… 巨大な黒い塔のそびえる、禍々しい無明の力を感じる邪悪な要塞を目視した。
「あれがバルサスの要塞か。うむ、あれに違いない。」
和也の視線の先に大きな門扉がすぐに捉えられた。
その入口に、大きな体躯の化け物が立っている。
「…明らかな異形のもの。あれが敵だな!」
和也は丹田に意識を凝らし、気合いを入れる。
そして丘を駆け降り、門扉に向かって一直線に進んだ。
◎◎◎◎◎
仮面ライダースーパー1 (沖一也)
技術点: 11
体力点: 26
運点: 11
魔法点: なし
赤心少林拳 : 20
・飛龍拳 (6) … 戦闘中に技術点+3、敵へのダメージ+1の修正を加えられる。
・梅花の型(3) …あらゆるダメージや衝撃を受け流す。見えざるエネルギーをも回避できるため、魔法やダメージを無効にできる。また、使用する度に運を+1回復する。
・梅花満開正拳突き(2) …梅花の型を発動後にしか使えないが、全てを慈しみ包み込む柔の動きであらゆる物体・生命体に20のダメージを与える。自らの気と波動を用いるため霊体やエネルギー体にもダメージを与えられるようだ。
・スーパーライダー閃光キック (3) …相手の体力が10 をきった時、一撃で倒すことができる必殺キック。
・スーパーライダー月面キック (2) … 開けた場所でしか使用ができない。重力を自在に操り、空中を回転して加速しながら、急降下し必殺のキックであらゆる物体を粉砕する。デーモンにも通用し、30のダメージを与える。
・変身!スーパー1!! (3)… 全ての能力値(技術点、体力点、運点)が現在の2倍になり、仮面ライダースーパー1へと変身する。敵へのダメージは一撃で6点まで増える。
しかし、この世界では長い間の変身はできず、10戦闘ターンで変身は解けてしまう。変身後、全ての能力値は原点にまで回復する。
・チェンジ!ファイブハンド!! (0) …現在は使用できないようだ。
・メンテナンスモード(1) …1日に1度だけ使用できる。体内のメカニックを総動員し、全身の故障や障害、破損や疲労を全回復する。メンテナンスには3時間かかるため、その間は一切の行動ができない。
◎◎◎◎◎
※※※※
…バルサス、涙目です!!(´;ω;`)ブワッ