かつて離婚後に働きはじめた職場では

外国とのやり取りに英文レターを

書かなければなりませんでした

 

英文科を卒業したくせに

英文レター1枚も書けなかった私は

 

ネイティブから届くレターを参考に

和英辞典と格闘しながら

必死でレターを書いていました

 

ボキャブラリーは少ないし

気の利いた表現など程遠いし

何とか趣旨が通じる程度の英語でした

 

そんなレベルの低いレターにもかかわらず

相手先がこちらの趣旨を汲み取って

対応してくださることが嬉しくて

仕事をしながら勉強させてもらいました

 

しばらくすると

外国の相手先から返事が来なくて困っている

という案件の相談をされるようになりました

 

ファイルされた過去のレターを読んで

それまでの経緯を把握してから

解決策を提案するレターを出すと

するすると問題が解決していく

・・・という出来事が続き

 

いつの間にか私のデスクには

問題がこじれた案件のファイルばかり

積み重なっていくようになって

 

もう勘弁してください!

なんて泣き言をいっていましたえーん

 

大した英語のレターでもないのに

どうして他の人のレターでは

問題が解決できないのだろう

 

そう思って問題がこじれた案件の

こちらサイドのレターを読み返すと

 

自分の要求ばかり主張していて

相手の立場を思いやっていない

・・・ように感じたのです

 

要求の内容は同じでも

相手の立場を配慮しているかどうかで

結果が変わってくることを知りました

 

そして相手に対する想いは文字を通して

確実に伝わっているのだと分かりました

 

文章が上手かどうかは一切関係なく

その文章をどんな想いで書いたかが

誤魔化しようもなく目に見えない形で

相手に伝わってしまうのだと思います

 

直接会って話をするときは

表情や仕草や声のニュアンスなどから

ほんとうの想いが伝わっていくことは

以前から実感していましたが

 

ただの文字だけであっても

ちゃんと想いは伝わるし

伝わってしまうようです

 

その後、メールやSNSなどで

短い文章と絵文字やスタンプで

気持ちを表せるようになりました

 

最初は絵文字やスタンプで

正直な気持ちを誤魔化せるのでは?

と考えていました

 

たとえば

怒っているのに平気を装ってみたり

めっちゃ嬉しいのに澄ましてみたり

嫌いなのに好きなフリをしてみたり

その逆だったり(笑)

 

でも、ほんとうの想いや気持ちを

うまく誤魔化せたように思えても

誤魔化せたと思っているのは自分だけ

 

相手はちゃんと見抜いているけれど

敢えて口に出して言わないだけ

・・・のような気がします

 

ほんとうは怒ってるな、とか

内心は嬉しがってるクセに、とか

実は嫌いなんだな、とか

 

感じたり思ったりしても

フツウは口に出して言わないですものね

 

たま~に、相手を嫌いなのに

傷つけたくなくて好きなフリをしたら

そのまま受け取られて困ってしまった

という話も聞くけれど 爆笑

 

これまでの経験を通して

伝えたくない想いさえ届くのなら

伝えたい想いはちゃんと届く

と確信するようになりました

 

そしてどうせ伝わってしまうのなら

自分のほんとうの想いを誤魔化すことは

もうやめようと思いはじめました

 

都合の良い結果を得ようとして

自分の想いを誤魔化すなんて

こざかしいことはしなくていい

 

今どんな想いで生きていたいのか

をきちんと考えよう

 

自分の想いに正直に行動して

たとえ結果が悪かったとしても

誰かに批判されたとしても

そのまま受け入れていこう

 

そうやって

結果の良し悪しという呪縛から

自分の心を解放してあげよう

 

結果にこだわる呪縛を解かれた私の心は

最近軽くなって羽を広げはじめたようです

 

そんな私の想いが

このブログから伝わるといいなあ照れラブラブ