子どものころは家が近くて
実のきょうだいのように育った
九州のいとこたち
6月に従姉の家に2泊して
何十年かぶりに色々な話をしました
従姉は長年にわたり
うつ病のご主人を支え続け
3年前にご主人を看取りました
私は長年にわたり
人生を支え続けてくれた彼を
3年前に看取りました
お互いあまたのピンチを乗り越えて
ここまでやってきました
小さい頃のさまざまな出来事や
その時の正直な気持ちなど
思いつくままに話し合っていたら
当時は理解できずに葛藤したことも
小さなしこりが残っていた出来事も
氷が融けて行くように
心の結び目がほどけていきました
そうか、そういうことだったんだね
ああ、すごく頑張っていたんだね
大変なこと、よく乗り越えてきたね
これまでの歴史を振り返りながら
お互いへの理解が深まっていきました
そしていま二人が行き着いた境地は
大丈夫、なんとかなる!!
でした(笑)
全く違う人生を送りながら
その過程でそれぞれが見つけたものは
自分の内側にある
絶対的な拠りどころでした
従姉はそれを「ご先祖さま」と呼び
私はそれを「ハイヤーセルフ」と
呼んでいた時期もありますが
そこに何も違いはないと思いました
「ご先祖さまに感謝しているよ
守ってくれてるから
前向きにいけるね!」
従姉のその言葉は
大きな存在に対する
私の気持ちとまったく同じです
目には見えないけれど
大きな存在を信じられたとき
人は小さなエゴたちに
翻弄されなくなるのでしょう
その大きな存在には
色々な呼び名があるようです
「ご先祖さま」であったり
「神さま」であったり
「大いなる魂」であったり
「サムシンググレート」だったり
「無」だったり
「空」だったり
「宇宙」とか
「あれ」とか
「それ」とかだったり・・・(笑)
人それぞれにぴったりくる
呼び方でいいのでしょう
誰も奪うことのできない
自分の内側にある安心で安全な
いつでも還っていける場所
この現象世界に居ながら
この現象世界を超えた
大きな存在に出逢える場所を
自分の中に見つけるために
人はこの世界に生まれて
それぞれの物語を生きている
のかもしれません
従姉と私は夜遅くまで
これまでの人生を振り返りながら
溢れる優しさに包まれていました
お互いの物語に感動しつつ・・・
一人ひとりの人生には
良いことであれ不都合なことであれ
その人にとって必要なことが起きているだけ
だから他人の人生と比較して
卑下する必要なんてないし
自分自身の物語を
胸を張って紡いでいけばいい
自分の内側の拠りどころをハートで感じ
大きな流れに身を委ねたとき
一人ひとりの物語は
目に見えない大きな存在の愛を
語りはじめるようです