打診されていた仕事が
キャンセルになってしまい
ぽっかり空いた週末
土曜日は色々な用事を済ませ
さて日曜日はどうしようかな?
久しぶりにウィンドウショッピングに
足を延ばして出かけてみたのですが
以前のようにワクワクしない・・・
とくに欲しいものにも巡り合えなくて
家に帰ろうと電車に乗っていたら
次が最寄り駅という時になって急に
このまま帰りたくないって思いました
そういえば6月最後の日曜日に
隣りの市の芸術文化ホールで
公募で選ばれた市民によるコンサートがある
って、広報誌に書いてあったっけ
調べてみると
ちょうど1時間後に開場、
1時間半後に開演とあります
近くのお店で腹ごしらえをして
芸術文化ホールへ向かいました
前半は、90歳代と80歳代の
男女5人によるオカリナの演奏会
そのチームワークの暖かさに
ほのぼのと優しい気持ちになりました
後半は、プロとしても活躍されている
二足のわらじを履くギタリストの男性と
オカリナ奏者で歌唱も担当する女性との
息の合ったコンサート
ほとんどの曲は知っていたのですが
ひとつだけ知らない曲がありました
つじあやのさんの『風になる』
そよ風のような歌声に乗って
運ばれてくる歌詞が心地よくて
家に帰ってさっそく調べてみました
「忘れないで すぐそばに僕がいる いつの日も
星空を眺めている 一人きりの夜明けも」
「忘れないよ すぐそばに君がいる いつの日も
星空に輝いている 涙揺れる明日も」
「ラララララ 口ずさむ くちびるを染めてゆく
君と出会えたしあわせ 祈るように」
とくに強い感動が湧き上がる
という歌詞ではないけれど
柔らかな優しさにそっと
包み込まれていくような
さりげないのに
心に響いてくる歌詞でした
「忘れない」ということは
「意識を向けている」ということ
「意識を向けている」ということは
「愛している」ということ
たとえ意識を向けている対象が
なんだか好きになれなくて
ネガティブな感情を抱いたとしても
好きとか嫌いとか
ポジティブとかネガティブとか
そんなことは全て超越して
意識を向けているというだけで
そこには愛が存在している
と考えるようになりました
その対象がヒトではなく
モノであったとしても
目に見えるヒトやモノではなく
目に見えない存在であったとしても
意識を向けたとき
そこには愛が存在している
と感じるようになりました
吹く風の心地よさを全身で受け止めたら
わたしたちの意識はいつでも風になって
愛が導く場所へ行けるのかもしれません
心のおもむくままに
意識を向けたところへ
もしそうならば
吹く風の心地よさを
五感とハートで受け止めて
風とひとつになってみたい
そして心のおもむくままに
どこへでも行ってみたい
目に見えないあなたのいるところへも
・・・・・・・・・
うん、風になる