別に特別な理由はなく、長〜い間ブログを休んでいました。
いや〜〜もうドンドン怠け癖が出て、全く書かなくなってしまいそうでした。さすがにこれはいけない!って反省しました。
何故って?それは、なによりも私自身にとって、とても寂しいことだからです。
大好きなデンマークの、大好きな毎日のこと、また少しずつ書き始めようと思います。
どうぞよろしくお願いします。
さて、今回はとりあえず、夏休みの間に私が見た、(孫以外のもので)「キャーかわい〜い」って一番興奮したものについて書きたいと思います。
それは、デンマークの最北端の街Skagen(スケーエン)にある、北の端の端の場所、デンマークのてっぺん、木で喩えたら梢の部分にあたる、その名もGrenen( グレーエン/枝)という砂浜でみた「アザラシの赤ちゃん」です。
「1」で示された場所がGrenenです。
アザラシの赤ちゃん
この子、もちろん生きています。
アザラシのお母さんは狩りにお出かけ中、赤ちゃんは砂浜でお母さんの帰りを日向ぼっこして待っているのだそうです。
動き回ることは出来ないようでしたが、時々目を開けたり、手脚を少しだけ動かしたりして、それはそれは可愛らしかったです。
本当に、いつまでも見ていれそうでした。
この日は、この子以外に2匹の赤ちゃんを見かけましたが、赤ちゃんだけでなく、アザラシたちがこうやって砂浜で日向ぼっこしているのはここでは日常茶飯事らしく、下のような標識がありました。
アザラシは砂浜で休み、日光浴するのが好きだと言うこと。
アザラシには触れてはいけないこと、餌は与えてはいけないこと、脅してはいけないこと、距離(少なくとも10m)を置くことなどが書かれていました。
人間との接触はアザラシにストレスを与えるだけではなく、赤ちゃんアザラシにとっては致命傷になってしまうのだそうです。
お母さんアザラシが戻ってきた時に、赤ちゃんに人間の匂いがしたら、お母さんは赤ちゃんを見放して去っていってしまうらしいです。
いや〜そんなこと絶対あったらダメでしょ!
はい、皆さん、ルールをちゃんと守っていました。赤ちゃんを中心に直径5メートルくらいの円形の線が砂浜に引かれていて、その線の外でジーッと観察したり、写真を撮ったりしていました。
上の標識の写真の後ろの方にボヤけて見えてるのが、旅の目的地の一つだったデンマークの最北端の場所です。もう赤ちゃんが可愛過ぎて、どうでもいいって感じ?
イヤイヤ、一応立って来ました。デンマークの最北端。
西の荒々しいスカゲラク海峡と東の穏やかなカテガット海峡が先端で出会うのを目にすることが出来る、デンマーク人なら誰でも一生に一度は立ってみたい場所ではないでしょうか?
ここを私が訪れたのは、なんと!35年ぶりでした。当時は主人と私、そして赤ちゃんだった長男の3人で行きました。
今回は主人と二人で、去年北ユラン地方に引っ越した親戚を訪ねた夏休みの旅行中に訪れました。
今年の夏は、ヨーロッパはどこへ行っても異常に暑そうで、一番過ごしやすいのはここかもね?と言う結論に達し、国内の小旅行に出かけた以外は自宅で過ごし、孫たちの世話をしていました。
そして先週、日本から末っ子が半年ぶりに帰宅して、夏休みが終わりました。
どんなに感謝をしても仕切れないほど沢山の貴重な体験をさせて頂いて、日本の、岡山県の、特定の場所を大々大好きになって帰って来た三男です。出会えた皆さまお一人おひとりが息子の一生の宝物です。本当にありがとうございました。
予定通りコペンハーゲン大学に入学が決まって、今日から何やらイントロの講義?が始まるそうで、朝ちょっと不安そうに出掛けていきました。新しい挑戦の始まりです。
今日はどんな顔をして帰って来るのやら?
これまで通り、大好きな人たちのことも、許される範囲で書き続けて行きたいと思ってます。