研修生の(卒業)公演 | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

バレエしている息子のこと。それを母として観察する私が考えたこと。デンマークの暮らし、教育などなど、ふと頭に浮かんだことをそのまま書いてます。

ラデュレのマカロンの土産を持って、昨日予定通りに息子は帰宅しました。


前回、気まぐれにラ・メゾン・デュ・ショコラのマカロンを購入して帰ったら、マカロン部分は色んな風味なのに、中のクリームが全部チョコレート味でガックリしてた姿、みられてたみたいです。


質問攻めにするのはやめようと思っていましたが、その心配もありませんでした。本人が話したくて仕方がない、と言う感じだったので、私は家事をほっぽり投げて、SNSには載っていなかった写真や、舞台横から引率の先生が撮ってくれた本番の映像をみたりしながら、しばらくの間息子の話に耳を傾けました。


デンマーク王立バレエ学校が継承し続けているブルノンヴィルの伝統をパリの観客にお見せする、と言う役割はキチンと果たすことができたようです。


お疲れさまでした。


明日からは『Aspirantriet』と言う、毎年恒例の研修生によるショーが始まります。


今日はそのゲネプロがありました。


パリで踊ったのとは別のパートナーと『ライモンダ』のPDDを踊る予定だった息子は、出発前は、パートナーと2人で踊る部分を集中的にリハーサルしていました。


ところが、パリにいる間に、そのパートナーが怪我をしてしまい踊れなくなった、と言う残念な連絡が入りました。


パートナーが怪我をしてしまうと、その組みは組みごとキャンセルになってしまうようで、息子の『ライモンダ』を観ることを楽しみにしていたので、正直ガッカリしてしまいました。


例年では、この春の『Aspirantriet』は、3年目の研修生が主役を踊る、卒業公演のような演目なのですが、『ライモンダ』がキャンセルになった今、一体何を踊るんだ?と、先が見えないまま帰国した息子でした。


今日は、ぶっつけ本番で『ナポリ』のソロを踊っていましたが、50分の演目に、1分だけの出演でした。


プログラムには、『ライモンダ』のPDDとなっているのに、それがなくて、観に来た従業員たちも、(え?これでおしまい?)って感じだったと思います。


『ナポリ』のPD6で盛り上げようと努力はしていたようですが、正直、華やかさが欠ける、寂しい公演でした。


2組あったもうひと組の方は、男子が怪我で踊れなくなってしまったから、『ライモンダ』のPDD自体がキャンセルになってしまったからです。


これじゃ〜お金取れないだろ?と思ったのかは知りませんが、今は、息子が、同じくパートナーが怪我で踊れなくなった別の組の女子と組んで踊れないかどうか?調整中だそうです。


リフトがいくつかある演目なので、誰とでも組んでパーっとできるものじゃないだろう?と密かに心配しています。


さて、どうなることやら?


わかっていると思うけど、怪我するようなことはして欲しくないなぁ〜……。


つづき


(おまけ)

今日は桜の雪が降るデンマークです。