2番目の孫が産まれて、あっという間に1週間が経ちました。
「今日で1週間になりました」カードを持ったぬいぐるみの隣に横たわる、おしゃれしたAちゃんの写真がメッセンジャーで送られて来て、はじめてそれに気が付きました。とても忙しい1週間でした。
さて、今日は、孫の話ではなく、このブログの主題でもある我が家のバレエ男子について少し書きたいと思います。
息子は、先月18歳になって成人の仲間入りをしました。
5人兄弟の末っ子で、おチビちゃんとして、皆んなから大切に育てられた息子は、たとえ成人して、2人の叔父さんになっても、ちょっと幼いままなところがあります。
その幼さは、もちろん家族構成が主な原因かと思われますが、息子が置かれたバレエ学校と言う独特な環境も原因の一つなように思われます。
プレスクールから中学を卒業するまで10年間通ったバレエ学校は、大人の仕事場でもある劇場内にあり、子どもの毎日は細部まで計画的に大人によって管理されていました。
為すべきことは完璧に成すことを常に求めらて、厳しいけれど、保護された環境でした。
高校生になって、劇場の壁の外にある公立高校に通い始めましたが、午後は劇場に戻り、週に6日ただひたすらバレエのトレーニングをする毎日を過ごしています。世界を広めたくても、その時間も、残されたエネルギーもありません。
研修生は紙の上では大人のダンサーですが、担当の先生を始め、複数のスタッフたちが、体や心の調整から、学業とトレーニングのコーディネートまで、フルタイムでサポートしてくれています。相談できる、専門知識のある大人が常に側にいます。
頼れる大人が側にいる環境は、息子の幼さの原因かなぁ〜と思われます。
新シーズンが始まり、研修生3年目になって、あと半年で自分を仕上げて売り出さなければならないと言う実感がいよいよ湧いて来たようです。もちろん、まな板の上の鯉のような心情なのかも知れませんが、とても落ち着いて、目的に向かって準備しています。
少し大人になったように感じます。
もちろんそれは、そう仕向けてくださっている指導教授の努力の賜物で、他動的なものかも知れません。
手術とリハビリで苦労したお陰で、足は満足できるまで伸びるように戻りました。
要注意の痛みと、放っておいて大丈夫な痛みの区別がつくようになったことも怪我の功名の一つで、痛みに対してリラックスしてトレーニングすることが出来るようになったようです。
新学期早々、外部のバレエ団の公演や、ガラコンサートに招待されて鑑賞に出かけることが、立て続けに2回ありました。とても刺激になったようです。
選ばれて12年間、申し分のないサポートを息子は受け続けて来ました。
さあ、為すべきことを成せるのか?
それが問題です。