今日、我が家の末っ子が12月4日に受けた日本語能力試験JLPTの結果が出ました。
合格でした。
この試験は全世界で一斉に、年に2回、同じ日に行われます。デンマークでは年に一度だけ受けることができます。
去年はそれが12月4日にありました。
息子がチャレンジしたのはN4と言う「基本的な日本語を理解することができる」と言うレベルです。
息子がこの試験を受けることを日本人に話した時、(なんだその程度?)と言う顔をした人がいました。ハーフなら当然だろ?なのかもしれません。でも、外国人として、息子がこのレベルに自分の力で達したことに、私はとても驚かされました。
これについてもっと詳しく知りたい方がいらしたら、まず下のブログを読んで下さい。
https://ameblo.jp/mwins/entry-12626282672.html
はい、私は自分の子どもたちとデンマーク語で話すと言う道を選びました。日本語を全く教えてあげませんでした。
私は日本語を継承しないことに対してトラウマのようなものはなかったので気付かなかったのですが、子どもたちはハーフなのに日本語を話せないことに対してトラウマがあったと言うことを最近知りました。そして、だから、そのトラウマから解放されるべく、次女以外の全員が日本語を独学するなんらかの努力をしていた、と言うことを知りました。
末っ子は、上のブログを書いた頃から、バレエトレーニングの合間をみつけてはコツコツと独学を続け、当時は毎週自筆の手紙を日本の祖父母に送って祖父母を喜ばせながら文章力を磨く努力もしていました。今は季節の手紙を書くだけになりましたが、かなり長い文章をより速く、より正確に書けるようになりました。
結構話せるようにもなったので、私との会話も日本語に切り替えることは可能です。でも、デンマーク語で会話することが自然すぎるのか?まだ切り替えられていません。
日本語能力試験は、彼がこっそり自分で決めて、費用も自分で支払って受験していました。
自分の実力を知るために受けたようですが、完璧主義なので、合格できそうなラインを選んだようです。合格、不合格よりも、どのように合格するか?が問題だったのかもしれません。
その結果は満足がいくものでした。
ここまで一人で頑張って、本当に偉かったと思います。
とても美しい紙に印刷された証明書が届く予定で、それをなによりも楽しみにしている息子です。
その証明書を持っているからなにか得なことがあるのか?と言うと、全くありません。
次のステップに向かって、またコツコツ勉強し始めています。
この子はバイリンガルではないけれど、自分の努力で、ほぼそれに近いくらい日本語が出来るようになるかもしれない?そんな気がします。
日本語能力試験に関してはこちらをご覧ください。