術前診察 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

先週は、水曜日から日曜日まで、毎日舞台で大忙しの息子でしたが、バレエ学校の250周年記念公演も、27日(日)の公演を残すのみになりました。


そして、月曜日の今日、代休だった息子と私は、少し遠い病院まで三角骨切除の術前診察に行って来ました。


手術は4月1日の予定です。


「研修生公演」のスピーチで、研修生一年生のクラス担当の先生がおっしゃっていましたが、「デンマーク王立バレエ団の研修生は本当にラッキー」だと思います。


恵まれすぎていて申し訳ないほどです。


「競争がないわけではないけど、ぬくぬく育ちすぎているから、サマーは海外に出て揉まれて来てほしい!今年はそれができそうで良かった」ともおっしゃっていました。


研修生はパリ、ロンドン、ニューヨーク、先生が勧めてくださるサマーに、国費で参加させてもらえることになっています。オーディションとかはありません。


息子は術後のリハビリ次第ですが、おそらく今年はどこにも行かないと思います。


それ以外にも、例えば今回の「三角骨」、確認されるまで時間はかかったけれど、いざハッキリしたら、手術のおおよその日程はアッと言う間に決まり、学校専属の理学療法士が、バレエ団専属の整形外科と相談して、公演のスケジュールなどを考慮して都合の良い時に手術の予約を取ってくれて、私たちはそれに従って呼ばれたら行けばいいだけになっていました。


今日の術前診察で「片足ずつではなく、両足一気に手術をしたい」と息子が希望すると、整形外科医の先生は「いいよ!それの方がいいならそうしよう!」と快諾してくれました。


片足ずつすることによって回復まで倍の時間がかかってしまうことを避けることが出来そうです。


バレエ団の専属の整形外科医で、三角骨の手術はもう何度もしたことがある先生なので安心して足をお任せ出来ます。


術後のリハビリは、バレエ学校の理学療法士とします。


親の私は何も考えなくても自動的にことが進みます。


もちろん費用は国が出してくれるので、個人の出費はありません。


これらのことは、結局は、国立バレエ団にバレエダンサーを養成するために、国民の皆さまの税金でして頂いていることなのです。


お金をかけて頂いている責任が息子にはあり、それは本人も良くわかっていると思います。


ですが、今はなによりも、痛みから解放されること、足がまた思うように伸びるかもしれないことへの期待で、来週の手術が待ち遠しくてたまらないと言った感じです。