バレエ学校三者面談 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

通知表が出て、授業参観があって、三者面談がある。

全部オンラインで行われたけれど、この順序は安定していました。

今日はその三者面談の日。

来年2月にある研修生オーディション前に行われる最後の面談でした。

バレエが自然に身についている、ピュアだ、耐久力がついて来た、常に上達している……ありがたいお褒めのお言葉の数々を先生から頂きました。

「夢を聞かせてほしい」

バレエダンサーになりたくてたまらないのか?なんとなく続けてるのか?もう懲り懲りなのか?

オーディション前に、中学3年生の男子の志望をハッキリさせるための、学校側のスタンダードな質問です。

「現実的に考えさせてください」

が、息子の答えでした。

息子にとってバレエは、雲を掴むような壮大な「夢」ではなく、冷静に選択すべき職業だからだそうです。

バレエダンサーと言う職業に就くチャンスがある人はとても少ない。道が開かれたら選ぶつもりでいる。でも、今まだ選択肢になっていないものを、選ぶわけにはいかない。

と言うわけです。

「良くわかった!結果が出た後で、選ぶのは、もちろん君だ」

優しいお言葉を頂きました。

ほとんど何も言わないで二人の会話を聞いていましたが、へ〜そんな考え方していたんだ〜!と、我が息子ながらとても新鮮でした。

面談の後、

「お母さん、例えば結婚と同じだと思うんだ!どんなに大好きでも、相手は(理性で)選ぶものでしょ!」

と息子。

「いやいや、お母さんの場合は直感だったよ!迷わなかった。お父さんしかないってビビッてきたもん」

と私。

へ〜!と驚く息子。

「でも少しは考えたでしょ?そして選んだんでしょ?」

と息子。

「うーん、2週間くらい考えたか……」

と私。

「ほら、考えたでしょう!」

と息子。

情熱だったり、直感だったり、理性だったり、人生の選択の方法も人それぞれってことだね!

もう直ぐ人生の大選択を理性でしようと言う15歳の息子。

お母さんは直感であなたを守り続けます!