頑張らない | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

今日、6月5日はデンマークの憲法記念日です。

この日は、通常なら各政党とその支持者が公園に集まって党首たちのスピーチを聞いたりする伝統があり、お祭りムードの1日です。

でも今年は新型コロナの影響で、多くの党首がスピーチをバーチャルで行うことを選択したようです。

以前は半日だけの祝日だった憲法記念日ですが、最近では、学校が休校になり、商店も閉まる完全な休日になりつつあります。

が、王立バレエ学校には、この日を休日にしない習慣があります。

絶対君主制が立憲君主制に変わったことを祝う日だから、王立バレエ学校にとっては祝日ではない?

理由は明らかではありません。

でも、コロナ休暇ボケで、私はそのことをすっかり忘れていたのです。

それで、「今日は犬の散歩に一緒に行く?」と朝食をとる息子に聞いてしまいました。

「何言ってるの?僕は学校に行くんだよ」

そう言われて、初めて思い出しました。

さあ大変!お弁当を作っていません。

主人は休みではないけれどテレワーク、娘の高校はお休み、息子もお休みだから、今日はお弁当を作る必要はないと思い込んでいたのです。

「今すぐ作るから待っていて!」と慌ててお弁当作りに取り掛かろうとする私に、「いいよ、買うから」と息子。

学校はコペンハーゲンのど真ん中にあるので、スーパーはしまっているけれど、外に出れば食べ物を買えるお店はいくらでもあります。

「そうして貰えると助かるけど、本当にそれでいいの?」と私。「大丈夫」と息子。

それでもお弁当作りをサボった罪悪感で自己嫌悪して、頑張れば間に合う!と思い始めた私に、

「クラスメートも外に買いに行くから」とポツリと息子。

普段なら、お弁当だろうが、食堂のものを食べようが、ランチは王立劇場の社員食堂でとることになっています。

今は、新型コロナで、劇場内の移動を最小限に留めているために、バレエ学校の生徒は食堂を利用できません。ランチは自分たちの教室でとります。

クラスメートの中には、お弁当を持ってこない子も多いらしく、ランチを買いに外に行くようです。もしかしたら、外で食べてきてしまうのかもしれません。

となると、お弁当の息子は一人教室で食べていたのかもしれません。皆んなと一緒に外で食べたいな〜と思うことがあったのかもしれません。

デンマークの中学生はどの学校でも、お店が学校の側にあればそんなものです。

今回ウッカリお弁当をサボったために、そのことに気が付きました。

食堂が再開するまで、お弁当は時々サボるようにします。

今回はそれに気が付いたし、頑張らないで良かったです。