パリーシャルトル巡礼の思い出 2019 | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

バレエしている息子のこと。それを母として観察する私が考えたこと。デンマークの暮らし、教育などなど、ふと頭に浮かんだことをそのまま書いてます。

パリーシャルトル巡礼を無事に終えて、デンマークに帰って来ました。


下の動画は、フランスのテレビの第一日目の様子のルポルタージュです。巡礼の雰囲気がよく出ているので載せます。


今年は去年よりまた参加人数が増えて、約1万4000人が参加したそうです。

私はファミリーグループに参加したので、動画の若者たちのように100kmは歩きませんでした。携帯に残ったデータによると、それでも、3日間で合計68km歩いた、となっていました。

バレエ学校で鍛えているはずの我が家の三男も、1日の終わりにはかなりへたばっていました。

今学年、フランス語の授業が週に一回あったものの、フランス語が分からない息子にとって、フランス人のファミリーグループに交じってフランス語で祈り、歌いながらの大行進は、大変だったようです。

それでも、団結感溢れる雰囲気に完全に魅了されたらしく、来年はお兄ちゃんと2人で100kmを歩くんだ!と言っています。

グループで一緒だった男の子たちは、皆んな息子より年下でしたが、道中常に元気いっぱい、お祈りの歌の数々を思いっきり大きな声で歌っていました。しかも皆んないい声の持ち主で驚かされました。

各グループを先頭で導く十字架を、持ちたい子がボランティアで順番に持つのですが、重いのに、常に誰かが「そろそろ僕に代わってくれる?」と申し出るので、ボランティアは絶えることがありませんでした。

息子も隙を見て何度か持たせて貰うことが出来ました。


シャルトルを目指して、歩き、祈り、歌い、テントで野宿して、朝の5時には「起きなさい、出発の準備の時間です」と巨大なキャンプ場の複数の場所に設置されたスピーカーから流れる大きな声で起こされます。

そして、急いでテントを片付けて、暖かい飲み物とフランスパンの朝食を済ませて、6時半には出発します。

また歩き、祈り、歌い、途中でおミサに授かり、また歩き、祈り、歌い、キャンプ場に到着するのは7時、夕食は、もちろんお父さん、お母さんがテントの設置するのを手伝った後と言う3日間。

大人数の大行進なので、ただ立って待つ時間も長かったです。それは大人にとってもキツいことでした。でもそういう時は大声で「on n’est pas fatigué 」とリズムカルに声を合わせて歌って乗り越えてました。

目的に向かって元気いっぱいの子どもたち!

恐るべし、フランスのボーイ、ガールスカウトのディシプリンです。

本当にデンマーク王立バレエ学校の何倍だろうか?と何度も考えました。

いずれにしても、伝統ラテン語ミサを愛するフランスのカトリック教会は健在だ〜!と再度感心させられました。

さて、日曜日から月曜日にかけての夜には、かなりのにわか雨が降って、テントに水が入ってきた人が沢山いたようです。

私たち、今回は大丈夫でした。


まだまだ書きたいことがあるのですが、今回は取り敢えずここまでで、終わり!