巡礼の旅 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。


上は去年の今頃書いた記事です。

「我が家の長男の趣味は巡礼することです」

って書けるかもしれないなぁ〜!?と思うほど、長男は休暇の度によく巡礼の旅に出かけるます。

去年の夏は、上のシャルトル巡礼で知り合ったある若者に刺激を受けて、スペインのカミーノ 巡礼に出かけ約800kmを3週間で歩きました。

なんと、今年の夏休み休暇も再びカミーノ 巡礼に費やすそうです。

今年は別のルートで、850kmを4週間で歩くそうです。「去年は早く歩き過ぎた気がする」「また来いって呼ばれている気がする」とかなんとか言うのがその理由です。

そんな長男に刺激を受けてか、主人がちょっと前に突然提案しました。

「今年の聖霊降臨祭休暇には皆んなでシャルトル巡礼に参加しない?」

はいそうです、それは上のブログのシャルトル巡礼です。

そして、「皆んな」と言うのは、今一緒に住んでいる家族、主人、次女、三男、私の4人のことです。

私たちは以前この巡礼に、その頃一緒に住んでいた家族皆んなで、何度か参加した経験があります。

6年前には、私は長男と2人で全ルート100kmを歩きました。

でも今回は約半分ぐらいの距離を歩き、残りはバスで移動しながら目的地のシャルトルに達する、ファミリーグループに加わって参加しよう!と言うのが主人の提案でした。

「全部歩きたい!ファミリーグループは嫌だ」と三男。

「私は試験期間だから無理、留守番する」と次女。

「巡礼はマラソンではない!どんなに長く歩けるか競争するために行くのではない。色々な参加の形がある。大切なのは全身全霊で参加すること」と、ファミリーグループ参加を主張する主人。

この巡礼は、40代くらいまでの若者が個人で地域ごとのグループに参加を申し込んだり、学校やボーイ/ガールスカウトなどがグループで参加します。

どのグループからも何となく外れてしまっている私たちにはファミリーグループが一番相応しい、と言うのも理由でした。

そして、結局、主人の案が受理されて、3人(主人、三男、私)で巡礼に参加することになりました。



巡礼はパリのノートルダム大聖堂の壮行ミサで始まるのが伝統です。そしてフライヤーに描かれているのはパリ(左)とシャルトル(右)のノートルダムです。

今年はご察しの通り、パリ・ノートルダム大聖堂から出発するのは不可能です。

それで、新しい出発地点はサン・シュルピス寺院になりました。

そして私たち、ただ今密かに準備中です。(なんてブログに書いて太鼓ならして宣伝している訳ですが……)

巡礼の旅というのは、物質的、精神的に、色々と挑戦だらけです。

中でも途中の野宿(参加者は全員野宿します)が私たちにとってはかなり大きなチャレンジです(キャンプの経験があまりないので......)。

 以前、同じ巡礼で、テントが雨で潰れる、と言うヘマをして、皆さんにご迷惑をおかけしました。

それで今回は新しいテントを購入して参加することにしました!


サッサと設置が出来るように組み立ての練習もしたりしてます。

出発まで後10日。

でも1番大切なのは精神面の準備です。

不条理で、悲しい事件が起こる世の中。

祈ったからって何なんだ!?
でも私は祈らずにはいられません。

聖母マリアによって、聖母マリアとともに、聖母マリアのうちに、聖母マリアのために。