秋の子ども向けバレエ公演 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

デンマーク王立劇場の旧舞台では、来週1週間の学校の秋休暇に先駆けて、今日から月曜日まで、子ども向けバレエが上演されます。毎年恒例の演目です。

出演するのは、バレエ学校の子どもたち、息子もこの1週間と言うもの、普通の授業(国語、算数、理科、、、)は殆ど返上して、公演のリハーサルをしていたようです。

毎年作品が変わりますが、今年は『Kom Bamse, nu balletter vi』(「おいでバムセ((くまさん))、さあバレエを踊ろう」と言う意味)です。

以前この作品がプログラムに上がった時は、英語のサイトに『Teddy goes to dance』と言う英語のタイトルが載っていましたが、今シーズンは英語サイトもデンマーク語のままです。

就学前の子ども向けの演目で、バレエだけでなく、演技も多く、デンマーク語のセリフが沢山入っているので、デンマーク語がわからないとせっかくチケットを買っても残念な思いをします。だから「このタイトルの意味がわからなかったら、やめておいた方がいいですよ!」と言う配慮だと思います。

私は、昨日生徒の親達対象の公開リハーサルを観に行って来ました。

息子は、ソロで踊る場面があって、三回連続で二回転ピルエットをした後、パッセから脚を下ろしながらピルエットする回転(名前がわからない)で4回転していました。踊りやジャンプも入っていて、そんなに長く無いけれど、難しい役を彼らしく真面目にこなしていました。

「この役は、『カッコイイ』役なんだ!僕はカッコ良くないから合っていない!」とか息子は卑下していました。

「プルエットをバシッと決めたのを観て、(あーカッコイイな〜〜僕も踊ってみたいなぁ〜っ)て思う男の子が出てくるかもしれないよ、そんなカッコいいことが出来るなんて、やっぱりカッコいいんじゃない?」なんて、よくわからない慰めの言葉を返しました。

この作品には、研修生になった娘の元クラスメート達も主役級で出演していて、彼女たちの姿を見れて、自分でも不思議なくらい、正直に嬉しかったです。

その1人に、娘を通して、スナップ・チャットでお祝いの言葉を送ったら、直ぐに「ありがとう!」と返事が届きました。

娘は、バレエを辞めた他の元クラスメート達と一緒に、日曜日に公演を観に行く予定です。

夏休みが明けると直ぐにリハーサルが始まり、秋休み前公演初日までの間、来る年も、来る年も頑張った、その思い出を共有する仲間との交流、いつまでも続きますように!

息子のクラスメート2人と芸術監督ニコライ・ヒュップ、テディー達が出てくるトレイラー、下に貼り付けておきます。