でも今日久しぶりにバレエの用事で出掛けて来たのでその事について書きます。
行ってきたのは、デンマーク王立バレエ団のバレエサマースクールの発表会でした。
王立劇場プレイハウスで行われました。
久しぶりのニューハウン、いつ行っても観光客で溢れています。
私は「バレエ友の会」のイベントで行きましたが、会場は参加者の家族で既に溢れていました。
3週間のサマースクール、参加者総数はなんと250人だったそうです。意外と多いのに驚きました。
女の子と男の子は10対1位でした。
講師は計32人、下の方々です。
発表会のプログラムには、ブルノンヴィル あり、パントマイムあり、古典ヴァリエーションあり、講師と生徒による自作コリオグラフフィーあり、コンテあり、ブロードウェイあり、盛りだくさんで、1時間かそこいらかなぁ〜〜と思って行ったら、なんと2時間たっぷり見せてくれました。
しかもとても見応えがある出来上がりでした。
数週間のサマースクールで、こんなに息があうものだろうか?と、コンテの作品の出来上がりには、特に感心しました。
きっと質の高い、しかもいい雰囲気の中でのサマースクールだったに違いない、と言う印象を発表会から受けました。
デン王立バレエ学校の生徒の姿が2人だけ見つかりました。
このサマースクールは天津のバレエ学校と交流が深いと言うことで、今年は13人(女の子のみ)の生徒がデンマークに来ていて、中国の踊りを披露していました。美しかったです。
2人ともとても上手で、もう長い間バレエを踊り続けているように見えました。
1963年、Birger Bartholinが「バレエはすべての人のためのもの」の精神で、野心を持つ生徒に、世界の有名講師によるレッスンをう受ける場を与えるために始めたセミナー。2014年、RDBがそれを受け継いで今に至っているそうです。
障害を乗り越えて踊り続ける彼女達の姿を見ると、「意志があるところには道がある」だなぁ〜とつくづく思いました。
コンテの他にはブルノンヴィル が占める割合が多い発表会でしたが、ブルノンヴィル をみて、迂闊にも涙が出ました。
あれもこれも次女はよく練習していたな〜と思い出してしまったからです。
予定より長かったので、まだカーテンコールの最中にこっそりと会場を後にしました。
家に帰る電車に乗る前に、夕飯を作ってくれている次女の携帯に電話しました。
「今電車に乗るからね〜」
「はーい、了解!それなら帰ってきたら直ぐ食事が出来るようにしておくね〜、今、忙しいからまたね〜」と明るい返事。
電車から降りて、家に向かって歩いていると、三男と次女が向こうで手を振っているのが見えました。
もうすぐ私が帰って来る頃だろうと、通りまで様子を見にきてくれたようでした。
「バレエ学校は私を失うけれど、お母さんは私を失わないから大丈夫!」
バレエを辞めると決心した時、戸惑う私を慰めるために次女が言った言葉を思い出しました。
夏休みが明けたら高校生になる大切な娘、これからもずっと、一生懸命支えて守ってあげよう!と思います。