バレエ・フェスティバル「ナポリ」 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

ローザンヌ国際バレエコンクール終わりましたね。

昨日の選考は皆さんに敬意を払いながら観させていただきましたが、ファイナルはXファクターを見る感覚で、息子と2人楽しませて頂きました。

途中で帰宅した次女も、時々やって来ては見て、飽きると自分の部屋に戻って行きました。

ピケターンをしながら戻る次女を見て、胸がズキンと痛みました。

今年は優勝者を予想するのが簡単でしたね。本当に魅力的なダンサーで、彼の将来が楽しみです。

8日の振り付けプロジェクトの後、休憩にGoyo Montero の作品を踊った50人の生徒の中には、デンマーク王立バレエ団のアスピラントの姿もありました。

息子のクラスメートのお兄さんがその1人だったので注目しました。

彼らも素晴らしい体験をしたようですね!

さて、今回の本題は、ローザンヌ国際バレエコンクールではありません。

6月にデンマーク王立バレエ団が開催する、バレエ・フェスティバルです。

去年の4月新シーズンの演目が発表された時に書きました。

その記事はこちらです。

9日間のこのバレエ・フェスティバル、ブルノンヴィルの「ナポリ」で幕が開きます。

現芸術監督改訂版の「ナポリ」です。

今日あたり子役の配役が発表されるかな?と思っていましたが、大当たりでした。

改訂版「ナポリ」の子役で、1番の花形は、第3幕、大人の女性ダンサーと2人で、舞台の真ん中でタランテラを踊る「男の子」の役です。

子供2人がバレエ学校に入学して以来、マダムバタフライ症候群を病んでいた私は、去年、演目が発表されたとき、「男の子」の役は息子が貰えるだろう、と直ぐに自分のいいように考えました。

あまり背が高くてはダメ、でも踊れない子でもダメな役です。6年生の男の子で1番背が低く、1番踊れる息子にはピッタリの役だ、と言うマダムバタフライの論理です。

そして発表された配役の「男の子」の欄には、思った通り息子の名前がありました。

息子のダンサーとしてのキャリアは順調です。

私は、マダムバタフライにはお別れします。

そこにいる息子の姿をしっかりと見つめて、現実的に応援してあげたいと決心したからです。

下は、旧版のタランテラ、「男の子」は出て来ません。