K-Pg境界(ケイ・ピージーきょうかい)
って聞いて、あーアレのことね!ってピンと来る人は凄いなあ〜っと思います。
私は全く知りませんでした。
でも今日勉強してちょっと賢くなったかも!
地質年代区分の用語で、今から約6550万年前の事だそうです。
この時期に恐竜やアンモナイト、生物が大量絶滅すると言う大事件が地球に起きました。
その絶滅の原因は「巨大隕石衝突」だったそうです。
今日、そのK-Pg境界を、断崖の地層にハッキリと見分ける事の出来るステウンス・クリントという場所に行ってきました。
ステウンス・クリントは「K-Pg境界が世界でも特によく露出した、地質学的に重要な場所」という理由で、2014年ユネスコ世界遺産に登録されました。
先ずはいきなりそのK-Pg境界の写真をどうぞ!真ん中の窪んだ所にあるグレーっぽい黒の薄く粘土のように柔らかそうな層がそうらしいです。
1つだけある急な階段を降りて崖の下に行っても、「ここがK-Pg境界を一番間近でよく観察できる場所です」と言う案内は全くありません。だから、ここだ!と知らないと「そこ」を見つける事が難しいと思います。ユネスコに登録されているのに、そういうところがデンマークらしいです。あまり知られて欲しくないみたい?
幸い、地質学者と以前来た事がある、主人というガイドがついていたので、私達は直ぐに見つける事が出来ました。
層の成分を分析すると、色々な事実が明らかになるそうで、地質学者はここに来ると涙して喜ぶそうです。例えばこの層はイリジウム濃度が異常に高い層で、イリジウムというのは「地球の地殻にはほとんど存在しない、隕石に多く含まれる物質」だそうです。
遠くから見るとこんな感じのところです。