以前チョッと書きましたが、バレエ学校では一年に3回バレエのクラスの授業参観があります。
11月の授業参観日は今週の土曜日(19日)です。今回は評価が出て、親子面談もあります。2年前から形式が変わって、バレエ部門と普通学校部門合同の親子面談です。(それ以前はバレエだけは別の日に行われていました。)
いつもだったら木曜日の午後16時30分以降に全学年一斉にイントラネットに載るのですが、そこは「いつもの通りは珍しい」バレエ学校、今年は違いました。
日曜日の晩、月曜日からのリハーサルのスケジュールを再チェックしておこう!とイントラを開けたら、通知が届いていて、息子の方は既に評価が載っていました。
評価表の名前も「生徒計画書」に変わっていて一新した感じ。以前は数字で評価が出たのに、今回は5段階で、下から「進むべき道にいません」「進むべき道にいます」「進むべき道にキチンといます」「ほどんど出来ます」「出来ます」そしてもう一つ段階外で「今の時点で評価は出来ません」というのがあります。
以前は、バレエ部門だけ別の表に出たのですが、今年からは普通学校部門と同じ表に並んで出ました。
国語、算数、英語、美術、、、ズラズラ文章で出てきたので、初め肝心な評価を見落としてしまいました。
最後のバレエの評価の所まで来てそれに気付いて読み直しました。
一番ビックリしたのは、各教科ごとに、子どもが授業にどのように対応しているか、親がコメントする場所があった事。「学校と家庭との繋がりを強化する」ためらしいです。
デンマークでは少し前まで「子どもが学習に自分で責任を持つ」と言う方法が教育界で流行っていました。でも今はどうやら「親が(も)責任を持つ」に変わったようです。
子どもがそれぞれの教科で伸びていくのを目標として、親子面談でしっかり話し合えるように、今子どもがどの時点にいるのか目安を定めるために、親が学問的な意見(科目に関係ないコメントは避けるように注意書きがありました。)を求められている。と言うことらしいです。
「君が書いといてね!」と、仕事が超忙しい主人。
「え〜一体何書くのよ〜」と私。
コメント出来るのは普通学校部門の教科のみです。バレエ部門は担当の先生のコメントが既に載っていました。
「専門家に任せろ」と言う意味だと理解します。
出来るなら、他の教科の先生にも「私達が教育のプロフェッショナルです。お任せください。」と言って欲しかったです。
義務教育は社会で順応する人間を形成する場でもあり、学校は勉強だけをしに行くところではありません。それはよく分かっています。だからここではこれ以上ブーブー言いません。
でもこっそり告白しますと、私が5人の子を育て、20年以上デンマークの学校に子どもたちを送り続け、最後の二人で行き着いた学校がバレエ学校だった原因の大きな一つはそこ(プロフェッショナリズムの欠如)にあります。
さあ〜一体コメント欄には何を書こうか?
とにかく書いたら送る前に息子に見せて、デンマーク語のスペールを直してもらわないと駄目だな!
息子はしたことのないスペールの間違いをしてしまったら、「お母さんが代わりに学校に来てください」 と言われてしまいます。
昨日までは氷点下で、このまま行ったらこの冬はどうなる事かと不安になりましたが、今日は随分暖かかったです。近所の池で白鳥さんたちをパチリ!あ!手前に鴨さんもいた!