『Fabelmageren 』練習 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

バレエ学校では、秋休みの子ども向け演目の練習にいよいよ熱が入ってきたようです。初日は10月13日、主に小学生を対象とした作品で、5日間のみの上演です。

息子は、自分の持ち役以外に、主役の男の子の代役にも選んで頂いて、毎日本当に楽しそうに学校へ通っています。

代役は配役された子が病気とか怪我をしない限り本番で踊る事はありません。

でも、息子は練習で踊らせてもらう事だけでも、本当に嬉しいらしく、体から喜びが溢れ出ています。

毎日、私がいる台所の勝手口から飛び込んで帰宅して、「お母さん、今日もフェルディナン(主役の名前)を踊らせてもらったよ!このシーンなの、見て見て!」と私の前で再現してくれます。

代役に選ばれるのが、こんなに喜ばしい事だったとは、息子を通して初めて知りました。

代役なんて、結局本番では踊れないのに、踊りは覚えなければいけない、練習の時はいつも端っこでチョロチョロ踊らされて二の次で、可哀想な役だ、と思っていました。

配役された子が病気になったら……なんて考えたり、やだなぁ〜〜!と思ってました。

でも間違ってました。
今日この日この時に、役を頂いて踊らせてもらうチャンスがある、ダンサーにとってこんなに幸せってなかったんですね。それが主役だったら尚更です。

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去年のプログラムから引っ張ってきたものです。
息子の持ち役は、今年と同じ緑の肉食植物でした。左側手前紫とオレンジの靴下の子が息子ですが、母親にしか分かりませんね〜!