こんな話をききたした

ある日の夜勤


「○○号室の方、Aさんに会いたいそうよ」


??????
誰?


お伺いすると




「Aん
ごめんなさい
あの日、Aさんに言われたように
受診していればよかった」



この方
一週間ほど前にマザークラスでお会いした方でした


入院の理由は
子宮内胎児死亡



マザークラスのときに
「胎動が鈍い気がする」と相談を受け
受診を勧めました


だけど
予定があったので受診しなかったそうです…




あのとき
引っぱってでも受診してもらえばよかった


この後悔
一生胸に突き刺さります



赤ちゃんの大きさは
マザークラスの日より1週間前ほどの大きさ


たぶん
マザークラスよりもだいぶ前に…







胎動が鈍いこと
「こんなことで電話してもなぁ」
「こんなことで突然受診してもなぁ」


言いづらさ
相談しにくさ
電話のかけづらさ

それがあって
行動できなかったそう








大切なものは
あるうちはあたりまえ


なくなってはじめて
大切だと気がつく

そのときには
大切なものは
もうこの手の中から消えている





後悔しないために
大切なものを守るために


迷わないで
声を出してほしいです




そして、
その声をきいた医療者は
どうぞ優しく救いの手を差し伸べてほしいです





はなこも
手を差し伸べられる
そして、
話しやすい
そんな助産師でありたい