Sattです。

昨日から2泊予定のスタジオシティ。
ご存知かとは思いますが、コタイストリップの端っこにあるので、どうしても客足は遠のきます。
テーマがちょっと分かりにくいのも一因かも分かりません。

パリジャン行ったついでにちょっと寄ってみよ的な観光客がほとんどで、正面からの入場より、パリジャン側からエスカレーターで上がった小さな入り口から入ったことあるよって人のほうが多いことでしょう。

いまだ人気のベネチアンからこのスタジオシティまでの南北の動線と、ベネチアンからウィンパレスまで伸びる東西の動線。これがコタイの中心かなと思われます。どうしてもベネチアンがランドマーク的な軸になるのは老舗のせいでしょうか。
スタジオシティでさえお寒い客の入りですので、そこから外れたリスボアパレスが果たして生き残れるのか、他人ごとながら心配してしまいます。

で、そのスタジオシティ。
事前に誕生月の連絡をしていたおかげかどうか定かではありませんが、ウェルカムフルーツ、ホールケーキが用意され、夜もちゃんとターンダウンされます。おまけに朝食も割引料金でオファーされました。値段の割にいいホテルなんですよ。ほんと。

二階のスポットライトというバフェでの朝食になります。


そりゃ、上を見ればキリがありませんよ。
まぁ、ありきたりなものしかありませんが、言い方を変えれば一通りのものは揃ってます。客もそんなに多くはないので、いつも人が多いシェラトンマカオの朝食なんかよりは落ち着いて食べることができます。
ただ、、、

割引オファーが届いたので、2日連続で追加予約したんですけど、1日で良かったですね。
基本的に朝はゆっくりしたいぼくは、「朝食」に縛られて早起きしないといけないのが辛くて辛くて。せっかくの旅行。目覚ましなんかセットしたくないですよね。なんで飯食うためだけに無理に起きてんだろ、と怒りながらの朝飯となりましたw

さて、朝食も済んでそのままカジノへゴー、とも思ったんですが、勝ったら勝ったで守りに入るのが人というもの。足が向きません。

嫁や子どもにみやげでも買おうかなぁと官也街やベネチアンまで遠征します。
食べ過ぎたのもあって、ちょうど軽い運動になるなと全て徒歩にて往復し、加えてベネチアンのショッピングモールも2周したので、一気に歩数計アプリの数字が増えました。
そういえばパリジャンのモールにあった紅茶のTWGはどこいったんですかね?探したけど見つけることができませんでした。

そんなこんなしてる間に、結構いい時間になりました。
ちゃーんと仕事しないとね。そろそろカジノへ行きますか!

今から始めるとちょうど晩飯で一旦休憩して、そのあと、マッタリと夜の部を嗜んで、とか今後の予定を妄想しますが、そんなものは全く必要ありませんでした。
夕方4時から深夜1時まで、ぶっ通しのBJです。ラストナイトですからね。勝ってますからね。一旦始めてしまえば遮るものは何もなかったようです。
途中、例の可愛いおばちゃんディーラーさんも参戦し、ぼくの中でのスタジオシティナイトが盛り上がります。
でも今日の戦績はイマイチ。
バイインしたお金がジワジワと削られていきます。-3000、-5000、、やべーなぁ、、、えー、、また-3000。涙!
とうとうこの日-1万を超えてしまいました。ちょっといい波が来ても、すぐに元の悪い波に戻ってしまいます。

これはこのままだと昨日までの勝ち分、そっくりそのまま吐き出すかも、とか弱気の虫ちゃんになったりして、もう完全に悪循環です。

よし!空気を変えるために、大小でもやったろか。
と向かったのはBJ卓付近の大小卓の集まったゾーンです。
ここら辺のテーブル配置、前回11月に来た時に比べて少し変わってるので配置を変えたんでしょう。
ささやかな違和感を感じながら、1000ドルをチップに変えます。
大小もバカラもツラができたりすると1ゲームごとの精算?が時間かかりすぎて面倒なので、こんなものは運任せ!ということで、誰もいない卓をチョイス。そこで大に1000投入です。
これで負けたら部屋に戻ろう。勝てば続行。今後を占う一戦です。

ドンドンドンドンドン

聴き慣れたのマシーンの音が響き、ディーラーが締め切りを告げようとしています。

パカっ
無慈悲にコトは進みます。

156の大

おー、大!!それも156か!
このまま次も小でいったろかぁーと思いましたが、初志貫徹、これはあくまで今後の展開を占っただけですので、もう止めよう。

しばらく、空席でしたが、様子を見てると156の後は「大」でした。笑
オカルトは所詮オカルトです。良かったぁ〜汗

よーし、気を取り直してBJで取り返すぞ!
「取り返す」、、、これが博打の一番ダメなパターンなんですよね。元々あったものが減ってしまうといつまでも幻影のように引きずってしまう。
今思えば、完全な負けパターンなんですが、なぜか流れは来てます。
ミニマム500のテーブルでドキドキしながらも、勝ち、勝ち、勝ち、と再開後三連勝でベットアップしたりして、一気にチップを増やします。
凹んでいた1万ドルもほぼ取り返せたこの奇跡的な復活劇。「やっぱ、おれ、つえーわ」と鼻息も荒くこのまま浮上を狙います。
が、その時、事件が起こります。
一番下席の僕のカードは8。ディーラーは絵札。
上席から順にヒットorスタンドが行われ、さぁ、ぼくの番です。
もちろん、ヒットですよね。トントン!とテーブルを叩きます。
そんなにガン見するようなシチュエーションでもないので、ヨソ見してたぼくも悪かったんですけど、なにを思ったか、きっと無意識だったんでしょう。
なんとディーラーはぼくではなく、自分の元へカードを配ってるではありませんか!
場に視線を戻した僕は一瞬何が起こってるのか分からずに固まってたんですけど、他の客が「おいおい!それ違うやろ、このにーちゃんのや!」的なことをディーラーに言ってくれてます。
「おー!そうだそうだ!おれはヒット言うたがな!」的にぼくも身振り手振りでアピールします。

まぁ、明らかにディーラーのミスなので「ごめんちゃい(^^;;」的な反応をしてすぐにでもぼくにカードを戻したそうにしてるんですが、そうは行きません。

審判団のVAR判定です

そんなもん、ワレ、明らかやん!さっさと戻したれや!と鼻息も荒かったんですが、いや、まてよ、そのカード、数字は?
と、よーく見ると、、、6、、、
えー!6ってか?
しもた〜、トントンをもっと曖昧にアクションしとけば良かった!笑

ぼく(8)に6なんか来ちゃったらダメよダメダメ、ディーラー(10)に6なんか来ちゃったら死ぬまでハッピー!

いま、このビデオ判定はその真逆になるように判定してるんでしたよね、確か(涙)

カジノのカメラは高性能でした。。。

ピットボスの軽い会釈で、ぼくに6が配り直され、14からの、もちろんヒット、そしてもちろんのようにピクチャー、、、

マカオのカタツムリは10が出始めたら続きます。

もちろんのようにディーラー2枚目は10

あの時、ディーラーの間違いのまま8でスタンドして、進行させていたら、ディーラーはぶっ飛び、場の全員が勝利。
当たり前のことを当たり前のように修正したおかげで、ぼくはぶっ飛び、場のほとんどは敗北。
こんなことってある!?w

得てしてトラブル発生後は必ずと言っていいほど勝率が落ちます。
本日チャラまで戻していたチップもどんどん削られ、もう、残り1000しかなくなってしまいました。

負けてる時に大きく賭けて負けて一瞬で終わり。死場所を探したヒト、そんな場面を何度も見てるので、ここはミニマムベットで耐えに耐え、上昇のきっかけを伺います。ぼくは負けましぇーん。

どれだけ時が経ったでしょうか。
大敗目前からの復活劇、そして再びスッカラカン目前。精神的にも擦り切れそうなくらいの綱渡りでしたが、大きなきっかけもなく、忍び寄るジワジワとした波を見つけました!

「上手く波に乗れて半分くらい取り戻せたらなぁ」くらいにしか欲が無かったのが良かったのか、キタよキタよー!

BJやってて不思議に思うんですけど、なんで、こーゆう波があるんでしょうね。何やっても勝つ時。逆もありますけど。
この波がどんだけ続くか、それに尽きます。
今回、あっという間にマイナス1万ドル付近からプラス域までV字回復。
いや、Vちゃうな、W回復やな。ほんま良かったー!
もう欲張らんとこ。
と感じ始めた頃に負け、負け、と連敗した時にチップを数えるとちょうどトータルでチャラ。

時計を見るともう1時。9時間はやってます。晩飯も食べずにw
時給0円ですが、気分的には勝ちに等しい仕事でした。

今日の収支 ±0ドル