お久しぶりのブログになってしまいました。
先日、約一年半ぶりに、母が検査をしたんです。
(軽度認知障害と診断されてからは約3年)
検査と言っても、相談員の方からの様々な簡単な質問に答えたり、
短期記憶の確認チェックだったり。
(物やカードを見せて、覚えておけるのかなど)
機械を使った脳の検査ではなくて、
対面で行う認知機能の検査、とでもいうのかしら?
そんな感じです。
あとは、家族である私から見た母のことを書く用紙があって、
私はそれを記入。
一年半前の前回は、そんなに悪くなくて、
軽度認知障害程度といった感じ。
実際もそんな感じだった。
で、今回それから一年半経って、
当時にはなかった新たな悩みも少し増えたし、
心配になる部分は全然あるけど、
正直、母の物忘れに対して、
そこまで大きな変化は感じられなかった。
「まだ、軽度認知障害程度ではないだろうか・・・?」
というのが正直なところ。
以前の検査で、母はアルツハイマー型認知症ではないことがわかりました。
(その時の記事はこちら)
母の場合は、神経原線維変化型老年期認知症の可能性がある、と言われていて、
アルツハイマー型認知症と比べると、
比較的ゆっくりとした経過をたどることがあると聞いていました。
そして、今回の検査。
隣で母の様子を聞いている感じでは、
「前回とほぼ同じ感じかも?」
といった印象。
(相変わらず、物忘れの自覚症状は、私が思っているのとはかなり落差はあったけど)
カードを使った、
「さっきあったカードはどれですか?」
というのは結構覚えていて、
驚いたくらいだった。
その結果・・・
今回も、
「軽度認知障害レベル」でした!!!
しかも、
前回よりも、数点上がっている!![]()
![]()
(衝撃!)
もちろん、その日の体調や検査の状況などによって多少の違いはあると思うので、
「認知機能が良くなった!」
と単純に言えるわけではないと思う。
でも、一年半経ってもほぼ現状維持だったことが、
こうやって検査でも証明されて、
私はすごく嬉しかった。
「アルツハイマーじゃなかったから、投薬できないのは残念だけど・・・」
と相談員の方に言われたけど、
いやいや、
薬を使わずに現状維持なら、
その方がいいではないか!!!
と、私はむしろ前向き。
「お母さん・・・すごいな~」
正直、思った。
だって私は、
認知症って、少しずつ進行していくものだと思っていたから。
母が神経原線維変化型老年期認知症なのではないかとわかった時に、
アルツハイマー型認知症と比べて
「進行は緩やか」と聞いていたのもあって、
そこまで大きく変わらないかとは思っていたけれど、
まさか前回より点数が上がっていたのは予想外。
ひとまず姉と、
「良かったね~」
「すごいね~」
と、少し胸をなでおろした。
そして、こんな時に思い出すのがお父さん。
母が軽度認知障害と診断されてから、
約半年で、その現実を受け止めきれないまま他界してしまった父にも伝えたい。
「お母さん、お父さんが亡くなった時とほとんど今も同じ状況なんだよ」
って。
伝えたところで父は帰ってこないけどね。
とはいえ、
私は母とは同居していないから、
まだ精神的には大丈夫な部分もあると思う。
もし同居で二人暮らしだったら、
今の母の状態でも正直、
こっちが滅入ることはあると思うから、
父が今も生きていたとして、この結果を聞けば全部大丈夫だったかと言われたら、
それはわからないけれど・・・。
お父さんは、母が軽度認知障害になってからというもの、
その真面目さゆえに、
沢山の本やネットで、認知症についてものすごく調べ始めていた。
それはいいことでもあるんだけれど、
詳しくなればなるほど、
「これからこうなってしまうんじゃないか」
と、まだ起きていない先のことまで悪く想像してしまっていたんじゃないかなと思う。
実際、父はその頃から精神的にもどんどん不安定になり、
高齢者鬱と診断されました。
父に、
「認知症って、数年でどんどん進行していくんだよ」
と、すごく真剣に言われたことを、
私は今でも忘れられない。
もちろん、先のことを知っておくことや、
最悪の場合を想定して備えることも大切だと思う。
でも、まだ起きていない未来を悪い方へ悪い方へと想像することで、
自分自身が苦しくなってしまうこともある。
父の場合は、
母の認知症への不安がとても大きくなっていた時期と、
鬱が深刻になっていった時期が重なっていた。
だからこそ、今回の結果を、
私はお父さんに伝えたくなったんだと思う。
「お父さんがあんなに心配していたお母さん、
3年経った今も、大きくは変わってないよ」
って。
でも、認知症は人それぞれ。
私自身も最初は、
「認知症=アルツハイマー型」
くらいのイメージを持っていたし、
父に言われたからこそ、これからの進行が不安だった。
だから、アルツハイマー型認知症の治療を検討したことで、
アミロイドがあるかどうかの検査を受けて、
結果的に母の場合はアルツハイマー型ではなく、
今のところ進行もとても緩やかだったことは、
私にとって本当にありがたいことだった。
もしこの記事を読んでいる方の中に、
自分の親が認知症だとわかって、
「これからどんどん悪くなってしまうのかな・・・」
と、お先真っ暗な気持ちになっている人がいたら。
認知症にもいろいろなタイプがあって、
その経過も人それぞれ。
母のように、
一年半経っても大きく変わらず、
今のところ横ばいに近い経過をたどっている人もいる。
そんなケースもあるんだということを、
心の片隅に置いてもらえたらなと思います。