このご夫婦は薬剤で

生理周期をコントロールしていきながら

受精卵を移植する治療をされる

ということでした。

 

では鍼灸でどのようにフォローを

していくのかを考えた時に、

まずは消化器の力をつけていくことでした。

 

脈診、腹診、問診などからしても

元々の体質として胃腸は強くはない。

 

そういう話を患者さんにすると

「私、めちゃくちゃよく飲み食い出来るのですが…」

と言われることがありますが、

よく食べれるのと胃腸が強いというのは

また違う話になります。

 

生理周期を薬剤でコントロールしていくときは、

シールや自己注射をすることもありますが、

経口で薬剤を服用することもあります。

服用した薬剤は胃腸で消化、吸収して

薬剤としての効果を発揮したいのですが、

胃腸が弱いとしっかり消化、吸収出来ないと

便や尿でそのまま出ていくだけとなると

薬剤の効果が十二分に発揮できなくなります。

 

なので薬剤を中心にコントロールしていく場合は

まずは胃腸の力をつけていく

治療をおこなうことがあります。

 

また生殖治療は

よく植物を育てるのを例えにしたりします。

 

種は受精卵です。

東洋医学で言うと”腎”にあたる力です。

 

タイミングを試みられている方は

子宮で自然受精できるように、

”腎"の力をつけていく治療をおこないます。

 

体外受精では受精卵を

生成するまでおこないますが、

今度は種をまく”土”の状態が問題になります。

 

”土”は適度に湿り気があり、適度に温かさがあり、

適度に柔らかさ、フワフワ感があるのが良いですが、

その土がドロドロの泥土であったり、

逆にカラカラの砂漠の様な土であったり、

校庭のグラウンドみたいにカチカチの土では

どれだけ良い種があっても、

上手く芽を出して、成長していく確率は低くなります。

 

その”土”を東洋医学に例えると”胃腸”になります。

 

着床はするけど何度も心音が確認出来ない、

不育症であるという方は、

胃腸を強化して行く方から

アプローチをかけていくことになります。

 

その⑨に続く。

 

当院では鍼灸治療と

大学病院や大手の不妊治療クリニックでも

多数導入されている、

スーパーライザーを組み合わせた

レーザー治療で不妊治療をはじめ

様々な疾患の治療をしています。

 

詳しくはホームページにて!!

 

http://www.shinkyu-kawai.com