女性の生理周期についてのお話をしてきましたが、

今回は最後の”黄体期”についてのお話を。

高温期とも言われていますね。

 

毎回、お話することになりますが、

当院での妊活、不妊治療、生理痛、PMSなど

鍼灸婦人科の治療においては当たり前ですが、

4つの生理周期によって

治療が全く変わってきます。

 

何故かと言うと

4つの生理周期における

身体の動き、方向性が全く違うので、

もちろん治療も全く変わってきます。

これについては

”生理周期を理解する”篇のブログを

読んでいただければ

理解をしていただけると思います。

 

黄体期は

約28日間の中でも

10日~2週間ぐらいになります。

 

身体のエネルギーの動きでいうと

子宮にグーッと圧縮をかけて

力を集めている周期になります。

 

なぜ子宮に力を集めるかというと、

前周期の排卵期でSEXをして

受精卵があると守って育てていきます。

黄体期が40週続くのが妊娠になります。

 

受精卵がなければ、

卵胞期に形成した子宮内膜を外す準備に入り、

もう次の周期の生殖の準備に入ります。

 

その黄体期(高温期)の時に

よく診られる症状の1つがPMSになります。

 

PMSの症状は

イライラ、頭痛、耳鳴り、目の奥の痛み、

めまい、肩こり、動悸、過食、腰痛…などなど

人によって症状はバラバラです。

 

さてどうしてバラバラなのでしょうか?

 

先程述べた通り、

黄体期は子宮に力を集めてきます。

 

子宮に力を集める力が弱いと

力が集まりきらずに、

東洋医学でいうと

その力の”気”は

上に上がる性質があります。

 

それが胃に所にいくと過食になったり、

胸の所にいくと動悸がしたり、

肩のところにいくと肩こりになったり、

頭まで上がると頭部の諸症状が現れる。

 

というように

子宮に力を集める弱さと

その人の体質などが関与するので、

PMSは人によって症状はバラバラになります。

 

PMSの治療においては

・PMS時に現れる症状

・その人の元々の体質

・生殖器

の治療を合わせていかないと

いけないです。

 

当院では鍼灸治療、レーザー治療で

生理周期に沿った、

身体にメリハリをつける治療をベースとして

おこなっていきます。

 

当院の妊活、不妊治療、婦人科の治療内容については

ホームページにも詳しく掲載していますので、

そちらもご参照して下さい。

 

http://shinkyu-kawai.com