怒りの感情は人体内に毒素を作る
というのは割と知られていますよね
ハーバード大学のエルマ・ゲイツ博士が発表した実験結果
人間が吐きだす息を冷却するとできる沈殿物の色が、人間の心の状態によって違うことがわかった。
・健全な精神状態の時に吐く息の沈殿物は 無色
・怒っている時に吐く息の沈殿物は 栗色
・悲しんでいる時に吐く息の沈殿物は 灰色
・後悔している時に吐く息の沈殿物は 淡紅色
人間が怒っている時の息の沈殿物(栗色)を水に溶かしてネズミに注射したところ、
わずか数分でネズミは死んでしまったとのこと
そして、
こんな研究も
悪口をよく言う人は、
自分の脳にもダメージを与え、
認知症リスクも高まる
脳科学では、
大脳新皮質(理性・知性の脳)を「新しい脳」、
それ以外を「古い脳」と呼び、
「新しい脳」のほうは、主語を認識できるが、
感情を司る「古い脳」のほうは主語を認識できないため、
人の悪口を言うと、
脳の中では
自分が悪口を言われた時と
同じ状態になる
慶應義塾大学医学部坪田 一男教授によると、
悪口やネガティブな言葉は
自分の脳にもネガティブなメッセージを伝えてしまうため、それが続くとストレスとなって、
脳細胞が減ってしまうとのこと
感情を生み出すのは脳。
脳はストレスや不安を感じていると、
コルチゾールというストレスホルモンが放出されてダメージを受けてしまうそうです
また、
東フィンランド大学の研究では、
皮肉屋で人を信用しない人は、
認知症になる危険性が3倍にもなることがわかりました
ただし!
心理学的には、
嫌な感情は
頭を整理するために
吐き出すことも大事。
その時は
相手を選んで、
感情を伴う悪口ではなく、
説明するように話すと良いらしいですよ。
坪田教授は、こんな風にも言われています。
毎日、何を食べるかとか、どんな服を着るかについては気を遣っていても、
「どんな情報を得るか」「どんな感情を持つか」といったことはあまり考えないのではないでしょうか。
自分がどんな感情でいるか、意識することから始めてみましょう
「どんな人と一緒にいるか」もとても大切。
ごきげんな人に積極的に会いにいきましょう
http://www.scienceworldreport.com/articles/15059/20140529/distrusting-cynical-hurting-brain-dementia-linked-distrust.htm