ポンサワン・ポープラムックvs八重樫東【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ】 | けんのブログ

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ボクシング…プロレス(主にSMASH)…プロ野球(千葉ロッテ)…映画…競馬…韓国ドラマ(※産声を上げて以降、興味を持った順…)の6大趣味が中心となる…我ながら尋常とは思えない…場末のヤミ鍋ブログ!! ♪ドキッ!ドキッ!(赤道小町)

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【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ王冠2
(2011年10月24日(月)後楽園ホール)

〈王者〉ポンサワン・ポープラムック(タイ)vs〈挑戦者4位〉八重樫東(大橋)







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☆ポンサワン・ポープラムック(33歳)→27戦23勝(16KO)3敗1分
※今年7月、ムハマド・ラクマンを判定で破り…5度目の挑戦で世界王座獲得!!→今回が、初防衛戦!!
※ムエタイで、100戦を超えるキャリアがあり→国際式転向2戦目で獲得したPABA王座は…なんと16度防衛!!



★八重樫東(28歳)→16戦14勝(7KO)2敗
※世界王座最短奪取の国内記録を狙い…プロ7戦目で、イーグル京和に挑戦も…アゴを割られ、判定完敗→今回が、4年ぶり2度目の世界挑戦!!
※前日本ミニマム級王者!!
(3度防衛後→返上)
※元東洋太平洋ミニマム級王者!!
(1度防衛後→返上)




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【試合結果】
○八重樫東(TKO10R)●ポンサワン・ポープラムック
※八重樫、2度目の挑戦で…悲願の世界王座獲得!!



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【雑感】
※国内最短世界王座奪取記録を狙い…プロ7戦目で、イーグル京和に挑戦するも…アゴを割られた末に完敗…雌伏4年、ようやく訪れた…八重樫東、2度目の世界チャレンジ!!




…で、前回の…4年前の初挑戦当時って…最近の井岡もそうでしたが…八重樫陣営が、【7戦目】に必要以上にこだわってて。。。




…個人的には、「勿体ないなぁ…どうせ、盤石王者のイーグル相手じゃ勝ち目は薄いんだし…そんな記録よりも、今はどんどん試合経験を積んで…本当の意味で、機が熟してから挑戦すればいいのに…」と思ったモノでした。。。
(…素人の分際で、偉そうにスイマセンにひひ




…そうそう、イーグル戦の前に…どっかの会場で、たまたま…某知人(※プロのリング経験アリ)と、イーグルvs八重樫について話す機会がありまして。。。



…「八重樫、確かにいい選手ですけど…7戦目で、イーグル挑戦は無謀ですよね?」と…同意を求める感じで、話を振ってみたところ。。。








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…「オマエ、なに言ってんだ? 八重樫、アイツは…なかなか凄ぇぞ。イーグル相手でも、十分可能性あるぞ!」との…少々意外な答えが返ってきたモノでした。。。




…そう言えば、この人…大橋ジムの初代世界王者…川嶋勝重氏が、まだ国内チャンピオンだった頃。。。




…「最近、日本人で強い選手って…川嶋ぐらいしかいねぇな。」とか言ってましたな…今、ふと思い出しましたが。。。








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…話を戻しますが、今回の…満を持しての2度目の世界挑戦。。。




…八重樫が挑戦する相手は、実に5度目の挑戦で世界王者の仲間入りを果たした…タイの古豪ポンサワン・ポープラムック。。。




…この選手の試合、私は見たコトがない(注※観たとしても、覚えていないにひひ)のでアレなんですけど。。。




…正直なところ、あまり前評判も高くなく…どことなく、【八重樫の王座奪取は堅いんぢゃね?】的な戦前ムードでしたね。。。





…で、実際に…試合開始のゴングが鳴ってみると…下馬評通り、八重樫がスピードで圧倒。。。




…左フック中心に、当て放題だし…王者は、八重樫の動きに…全くついて来られない感じ。。。




…なんか、このまま…ラウンドを重ねさえすれば…問題なく、大差判定で勝てそうな雰囲気。。。




…ところが、徐々に…ポンサワンが圧力を強めていき…八重樫が、それに律儀にもお付き合いするような…嫌な展開へ。。。




…実際には、ポンサワンに巻かれた(巻き込まれた)と…試合後の八重樫のコメントで明らかになるものの。。。




…素人ゆえ、観戦中は判らずに…「八重樫、もっと脚使えばいいのに…なんで?」と…正直、ヤキモキしながら観ておりました。。。




…そんなワケで、前半4ラウンドは…しっかり押さえた感じの八重樫でしたが。。。




…5ラウンド&6ラウンドには、まるで往年のコリアンファイターを思わせるような…タフ&武骨にも程がある…王者ポンサワンの巻き返しを許してしまう形に。。。




…しかし、7ラウンド…劣勢気味だった八重樫が、再度攻勢に転じ…ペースを奪回すると。。。




…続く8ラウンドには、更なる猛攻で…タフな王者をストップ寸前に追い込みます…もはや、風前のポンサワン。。。




…しかし、ここでなんと…ロープ際に追い込まれた…瀕死のポンサワンの起死回生の右のカウンターが、八重樫にクリーンヒット。。。




…八重樫、大きく腰を落とし…あわやダウン…完全に効いてしまった。。。




…そんな挑戦者の姿を見るなり、まるでビスコでも食べたかの如く…みるみると元気を取り戻すポンサワン。。。




…これは、すごい試合になった…八重樫に微笑み掛けていた“勝利の女神”は、どこかに姿を消してしまい…混沌とする勝敗の行方。。。




…あっ、試合当夜の『なう』にも書きましたが…8ラウンド終了後、ノートに採点を書き込もうとした私…手が震えて書けませんでした(^_^;)




…王者も挑戦者も、ダメージは甚大…どちらが倒れてもおかしくない展開。。。



…しかしながら、9ラウンド…またもや、八重樫が攻勢を掛け…王者は、これまでのダメージ蓄積もあり、またまたまたまたグロッキー状態に。。。




…そして、10ラウンド終了間際…ロープ際でラッシュした八重樫が、ついにポンサワンを攻め落とし…ようやく激闘に幕…大歓声の中、新チャンピオン誕生となりました!!




…八重樫選手、雌伏の4年間を経て…2度目のチャレンジ…最高の試合内容での世界戴冠…おめでとうございます!!




…中盤、王者に傾きかけたペースを…再度、引き戻しての勝利…それはそれは見事でした!!




…ただ、正直に言えば…ポンサワンは、世界王者としては…決して高いレヴェルの選手では無かったコトも…また事実だと思います。。。




…まあ、欲を言えばキリが無いんですが…出来れば、序盤戦のような…それこそ、レッスンを付けるような展開で…完封するに越したコトはなかったし。。。



…8ラウンド…あのポンサワン起死回生の1発をもらう前に、手堅くストップを呼び込んで欲しかった気も。。。




…結果的に、試合はメチャメチャ盛り上がって…最高の試合内容!…最高のフィナーレ!…を迎えたとは云え…今後の防衛キャンペーンを考えると、少なからず課題は残った印象。。。 (…偉そうにスイマセンにひひ




…もちろん、こんな高望みを要求するのも…八重樫選手のポテンシャル…だからこそであって…決して、王座獲得の感動を貶めるような意図は一切ないですので…誤解なきよう念のため。。。




…あっ、試合後…色んな方々の感想を拝見しましたが。。。




…この試合を、昭和のボクシングみたい…と表現した方が、何名様かいらっしゃいまして。。。




…私も、試合を観ながら…昔よく観てた、日本vs韓国の…懐かしい世界戦風景を思い出しましたねぇにひひ
(大橋会長のキスキスマーク…もとい試合含む。)




…あの頃、世界戦と云えば…ほとんどが、メキシコや韓国の選手が相手だったしなぁ。。。




…あっ、別に統計を採ったとかじゃなく…あくまで印象としてですけどね。。。




…新王者となった八重樫選手…WBC同級王者の井岡選手との試合…かつて、辰吉vs鬼塚と並び…ファンが観たいNo.1カードだった…大橋vs井岡の代理戦争…ぜひとも観てみたいけど。。。




…間もなく、井岡選手は…階級上げるだろうから…タイミング的には、チト難しいかな。。。




…もし、実現したら…スゴイ試合になりそうですけどね。。。




…では、思いのほか…結構な長文になってしまったので、この辺でお開きにしたいと思います。。。




…もし、最後までお付き合い頂いた方がいらっしゃいましたら…ありがとうございましたm(__)m





…ウシ!ウシ!
(ゴダール粟生…カミングスーン!)