2007年にスタートした読み聞かせ。
こんなに続けられるとは思ってもみませんでした。
今日は3年生に
『はちこう』を読んできました。
読んだことある子がチラホラいました。
初版は1971年なので絵がレトロですね。
ハチ公は1923年秋田県大館市で生まれ、生後2ヶ月の時、米俵に入れられて汽車で東京へ来ました。
仕事先で倒れ、そのまま帰らぬ人となった主人を約10年間渋谷駅で待ち続け亡くなってしまった事。
その忠犬ぶりが広く知れ渡り、教科書にも載せられた事などが子どもにもわかるように書かれています。
生徒さん達はじっと聞き入っていました。
いつか渋谷に行く事があったら、ぜひハチ公像を見て来てくださいねと締めくくりました。
余談ですが、ハチ公が渋谷駅へ通い続けた理由を、駅前周辺にあった焼き鳥屋のおこぼれ目当てとする意見。
帰らぬ主人をずっと待ち続けた忠犬だとする2通りの意見があります。
ハチ公は主人の上野博士のお伴で実際に焼き鳥の屋台へも行っていたし、焼き鳥ももらっていたようです。
死後、胃の中から焼き鳥の串が出たのも事実。
そのような背景から焼き鳥目当てとも言われたようですがハチ公は、駅前ではなく駅舎の階段の下に座り、階段をじっと見上げていたそうです。
10年間上野氏を待っていたと私は思います。
犬を飼った事がある人にはわかると思いますが、我が家の亡き愛犬むーも主人が帰ってくる時間が近くなると、よく玄関に行ってじっと待っていました。
私の時もやはり同じようにしていたそうです。
犬ってそういうものなんです。
エサとかで釣らなくても、時計が読めなくてもそういう生き物なんです。
『はちこう』は来月も違う学年で読む予定です。