陸前高田へ | 日々徒然

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そんなよろずブログ

碁石海岸の近くに世界の椿館があって、椿好きだし鉢花や小物も売ってるらしく興味ありましたが、今日の目的は陸前高田市なので寄らずにGO!


15分くらいで陸前高田に入りました。

途中で見えてきたのが、当時のままの姿、震災遺構の下宿定住促進住宅。

車中で撮りましたが、近くまで行ってちゃんと見てくれば良かった!

5階のベランダのパネルだけは残っていますが、実際は浸水しなかったのは屋上のみらしいです。

高さ14メートルまで津波が襲いました。

目的地は矢印。

まず津波伝承館へ…
入場は無料です。
中は撮れないのでパンフレットを載せます。
木の間を抜け階段を登ると海、右側に奇跡の一本松があります。
写真撮り忘れました、パンフレットを参照してください。

館内には被災した消防車が当時の姿のまま展示されています。
パンフレット下、真ん中です。

津波が来る!と防波堤の水門を閉じるため、住民の避難を呼びかけるため、自分たちの危険を省みず市内を走ったたくさんの消防団員。
消防団員は普段は、それぞれの仕事をしていていざと言うときは駆けつけるので、訓練はしているでしょうが、消防士やレスキュー隊員とは違いますし、家族の心配、自分の身の危険を押しての活動を思うと言葉がありませんでした。
伝承館を出て震災前は7万本の松の林だった敷地内を通り、奇跡の一本松へ向かいました。

松林を復活させようと植樹されています。
松林の根元や幹が水面にそのまま遺っていました。
奇跡の一本松…
近くで見るとすごく高いです!
枯れて来たものを、防腐処理し芯を入れ替え枝葉も人工的になってはいますが、圧倒的な存在感です。
海側の建物は震災遺構、陸前高田ユースホステル。
これがあったためと、この松が他の松より大きめだったことから一本だけ耐えたのではないかと言われています。
7万分の1…まさに奇跡。

ユースホステルのアップ。
思ったより人が少ない為もありましたが、本当に静かで祈りの場所だと思いました。
遠いけど本当に見に来られて良かったです。
見ないとわからないですね…

伝承館の横の道の駅でマスカットサイダーソフトクリームを食べて休憩。
このあたりは梨、桃、りんご、ぶどうの産地らしくて、マスカットの風味が爽やかなソフトクリームで、たくさんの人が買っていました。
美味しかった!
スタンプもついてきました。
内陸に戻りながら、一関市川崎町の道の駅かわさきで買い物。
梨だけは陸前高田の道の駅で買いました。
道の駅大好きです!
農家さんが作った新鮮野菜、手作りの漬物や梅干し…
野菜切らしていたからここぞとばかり買いました(笑)
自宅に帰る前にスーパーに寄ったら、ネギが一本88円で道の駅の勝ち!と独りニヤニヤしました。
がんづきは、むしパンみたいなものです。
味噌、塩、くるみと全種類買いました。
ふわふわでした。
アルストロメリアも4本で200円!
むーのお供えに買いました。
9:00に出発してから帰宅は18:00。
運転してくれた主人に感謝です。
行って本当に本当に良かったです。

震災遺構や嵩上げした場所に建つ新しい住宅を見ると、みんなみんな津波にさらわれ何も無くなった所から、どんな思いでの復旧だったろうかといろんな思いがしました。

内陸にいるとね、忘れてしまうんですよ。
あの震災の被害のこと…
忘れるって罪な事なんだと思いました。
忘れないようにするためにも、今一度胸に刻む意味でも貴重な1日でした。