ここから、急なスロープと階段の坂道が、ずーーっと続きます。
膝の痛みが段々酷くなり、杖を持ってくるんだったなと悔やむ。
坂道を下ってくる方が、私が辛そうに見えたのか
「もうじきですよ、素晴らしい景色が待ってますよ」
と声をかけて下さった。
突然、先を行く孫と次女が
「わ〜〜、すご〜い!」
と歓声を上げ、早速にスマホを掲げる。
私に付き添っていた長女が
「毎日富士山を見慣れている次女ちゃんが、あんな歓声をあげるなんて、どんだけすごいんだろう」
と、数歩先に行った途端
「うわ〜、これはすごい!」
すぐ後から行った私も
「おーっ、確かにこりゃぁすごいわ〜〜」
道を90度曲がった途端、目の前にドーンと。
スマホでは、どうしても小さくなって、迫力を伝えられないのが残念ですが…。
正面に向くまで、林で富士山が見えないので、突然見えるこの感動は格別。
これを設計した方、ほんと凄いわ。
ここがファーストテラス。
少し先に、河口湖も見えるセカンドテラス。
2つ合わせてツインテラス。
そういう事だったのか。
ここでお昼を食べたら最高に美味しいだろうと思ったけれど、風が強くて寒いので、すぐに下山。
足元ばっかり見ていた私は、気づかなかったけど、次女が気がついた、ハート石。
長女と孫も気付いたそうで。
駐車場まで下りたら、シャトルバスの運転手さんが、私達に声を掛けた。
「乗りますか?」
「乗ります」
「何人?」
「4人」
「それならどうぞ、1分後に出ますから」
足を引きずる私が乗るまで待ってくださった。
車内は満員。
外国の方が多かったです。
駐車場について、テラスで昼食。
ここは風がなく、空気が美味しくて、家から持参した混ぜご飯の稲荷寿司、クロワッサン、それにおごっそう屋で買った太巻き、にんじゃコロッケが全て胃袋に収まりました。
売店で貰ったパンフレットを見た。
「あら、ここ、すずらんの群生地だって。
4月から5月が見頃だってよ」
「さっき聞いたら、まだ2分咲きだって。行ってみる?」
「行こうよ、折角来たんだもの」
あまり気乗りしない次女達をせかして、群生地へ向かう。
また階段かー。
やっぱり遠出には、杖が必要だね。
えーっと、確かにすずらんの葉がたくさん出てるから、群生地には違いないんだけど…。
どこにも花は見えないんですけど…。
あ、あったー!
まるでお宝探しみたい。
これじゃ2分咲きどころか、0.01分咲きね。
長女が、上の方は咲いてるかもしれないと、駆け足で探したけど、手で大きな❌を作った。
売店のおばちゃんが
「今月末から6月ですね。でも、その頃は雑草が伸びてすずらんが隠れてしまうから、あまり見えないよ」
と、観光業界の人が聞いたら、首にされそうな情報を話してくれました。(笑)
ありがとう。
おかげで、満開の頃出直そうかと思った気持ちが失せました。
すずらんの群生地を後に向かったのは、河口湖湖畔にある、「旅の駅」。
いつか新聞に載っていて、旅の駅って珍しいので、一度行ってみたいと次女に話した事があった。
駐車場は、殆ど県外ナンバーの車。
「日本の逸品コーナー」には、南部鉄器が!
岩手生まれの私は、びっくりしたり、嬉しがったり。
先日、大谷翔平選手が、南部鉄器を贈られたニュースがあったけど、その効果もあるのかな?
贈られたのは、ドジャースのカラーの青だったけど、紫色の鉄瓶もありました。
紫色は、大谷翔平選手の母校のスクールカラーなので、それを意識したのかな?
沢山の花や果物の苗。
ミルクジャムって、初めてみました。
珍しいので、2個買って、1個は長女にあげました。
テラスでソフトクリームを食べました。