「翻弄」ゆらぎ323『スウィートバジル No.1』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。





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Sweet basil スウィートバジル No.1



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世界で最も有名なハーブの王様スイートバ
ジル。


単に「バジル」というと、本種をさすほど
ポピュラーな種類です。

イタリアンをはじめとした欧米料理に利用
され、甘みのあるさわやかな香りが特徴で
す。


寒さには弱い性質です。


スイートバジルには「好意」や「幸運」と
いう花言葉があります。

イタリアでは「小さな愛」と呼ばれ、バジ
ルを手渡すことが愛の告白を意味するとこ
ろからつけられました。

「神聖」はインドで古くから神の化身と信
じられ大切にされてきたことに因みます。





Then please

それではどうぞ・・・





ソギは17歳。
ユリエはソギの友達だ。


ユリエも17歳だけど、もう、男の人とベ
ッドへ入ることを日常にしている。


彼女の話を聞いていると、色々な男の人が
登場してきて、それだけでも驚きなのに、
その人たちが普通にベッドに入るので、も
っとびっくりしてしまう。


そんなぼくを、ユリエは、ふふふと笑うの
だ。


ユリエは、別にクラスで人気のある女の子
ってわけじゃない。

人気のある女の子はよく笑う可愛らしい子
たちだ。

そういう子はクラスの中でも、とっても目
立つ。


だが、ユリエは必要以上に笑ったり、はし
ゃいだりしない。

いつも静かに本を読んだり手紙を書いたり
している。


ユリエはわざとらしさが無く目立たない。



そういう訳で、クラスの男の子たちは、ユ
リエの魅力になんて気づかない。


昼休みや放課後に、わいわい騒ぎながらす
る女の子の自慢話を、彼女は黙ってにこに
こしながら聞いている。

それでなければ、すぐにすっと立ち上がっ
てどこかに消えてしまう。


ユリエは、決して、自分と自分の男の人た
ちのことを吹聴したりはしないのだ。



でも、ぼくだけは知ってるんだ。


彼女は、皆と話してる時、ソックスなんて
履いてるけれど、それは、足首に巻いてる
金のアンクレットを隠すためだってこと
を。


男の人と会う時だけ、ユリエはそれを見せ
るのだ。


「さらさら揺れると、綺麗なのよ」


そう、ぼくに言ったことがある。


ココアにバターをちょっと落とすと美味し
いのよ、というような自然な調子でぼくに
ひそひそと話して聞かせるのだ。


彼女はぼくの話を熱心に聞いてくれる。

そして、ちょっとした相談にも適切なアド
バイスを返してくれるのだった。


ぼくは気になる上級生がいた。
好きになりかけていたのだ。


それ程ひんぱんに会うわけではなかったけ
れど、ある日、ぼくが自分自身の気持ちに
気付いた時、つまり、自分がその上級生に
憧れているのだと悟った時から、彼の姿は
しょっちゅうぼくの眸の中に入って来るよ
うになった。


たとえ…

うんと離れたところだろうと、ぼくの視線
をチラリとよぎる彼の姿を見逃したことは
無い。


ユリエはそんなソギを弟を見るような目つ
きで見ていた。


そんな時、ソギは良い匂いがするのだ。
私からも、そんな匂いがするのだろうか。


たとえば・・・


ローズマリーやタイム、スウィートバジ
ルのような匂い。




「ねぇ、ソギ、いい匂いするけど、香水つ

けてる?」




ソギは、首を横に振ったきり、下を向いて
しまった。




そんな香りの存在に

ソギは、気付いたんだろうか。






to be c o n t i n u e d




今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
いつもいいね!やコメントをありがとうございます。



急に寒くなりましたね。



みなさま♡

体調を崩されませんように

暖かくして

佳い週末を過ごしてねぇ~~~♬(*'▽')♬♬



あんにょ~ん💛