「翻弄」ゆらぎ280『ムギョル No.5』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。




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ソギ & ムギョル 其の5

。。。。。。。。。。






It is continution

続きをどうぞ・・・







それまで・・・


誰かを気に入るということは、とてもあや
ふやな感情から端を発するものだと思って
いた。



そして、その誰かに行動を起こすのは、そ
のあやふやな感情が体に指図をするからだ
とも。



けれど・・・



ムギョルとベッドで過ごした後に、ぼく
は、それまでの相手が自分に与えてきたも
のとは全く別のものが、体の中に創り上げ
られたことに気付いた。



砂浜に埋まった貝が、時折、潮を吐くよう
に、ぼくはため息を吐いた。


胸の内が塩辛い味で濡れる。





あやふやどころではない。




あまりにも確かな感情がぼくの中に生息し
ていた。




そして・・・


それは、ぼくの胸の内の全ての物を押しの
けて、自分の居場所を作ることをやっての
けたのだ。



どうやら、恋をするって、こういうことら
しい。



愛し合う最中のムギョルのため息や指先を
思い出すとたまらない気持ちになる。



ぼくは、慌てて目を閉じた。



すると、ますます、ぼくの心はそのことで
いっぱいになる。



彼の指先がぼくの背中に触れようとする
時、どの部分を指たちが歩こうとしてるの
かが良く解った。



触れる数センチ手前で、ムギョルはぼくに
対する想いをパラパラと粉のように降らせ
るからだ。




ムギョルに「愛してる」と囁かれる度に
ぼくの体は、はっきりと彼に応えた。



ぼくも同じ気持ちなんだ。
そう何度も呟いた。




この一夜で、今まで眠っていた体の感覚
を、すべて使い果たしたような気がする。



のしかかる疲労感が心地いい。




不意に


とても太刀打ちできないような大きな悲し
みに襲われた。



幽霊のムギョル・・・

もう

会えないのだろうか・・・






to be continued


今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。




コロナ渦と梅雨・・・


少しでも楽しんでいただけたら幸いです♡



みなさま♡


佳い週末を過ごしてねぇ~~~♬(*'▽')♬♬




あんにょ~ん♡