「翻弄」ゆらぎ267『Vacation No.11』 | jks & …muuminのブログ

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チャン・グンソクうなぎ

妄想の小部屋。少々腐入りです。

苦手な方はスルーしていただきますよう

ご注意ください。

ご訪問してくださるみなさまに心から感謝とお礼を申し上げます。



。。。。。。。。。。

ソギ&ゴン様 其の11

。。。。。。。。。。





It is continution

続きをどうぞ・・・






ぼくは彼のことを知らない
ジョニーという名前しか


『彼ってクールだと思わない?
ニックネームはアイス』


アルバイトの女性が教えてくれたんだ




ポツリポツリと話し始めたソギ。
俺と斜めに、向かい合って座ってる。



「ぼくは、みんながしてる恋愛が嫌いだっ
た・・・精神論みたいなものもsexを汚
しているようで、ぼくは嫌いだった・・・
sexそのものを大切に扱ってないみたい
で。そうしたくなかったんだ・・・」



心の中を見透かされたようで、俺はうろた
えた。


確かに。

恋は、心と体を、いかに秤に掛けるかで悩
むんだよな。



「だから・・・」


ソギは、言葉を選んで言い淀んでる。



「ぼくは、体から生まれるものを見たい。
それを待っていたんだ。そして・・・いよ
いよ、その時が来そうだった」



「どういうことだ」


俺は、ソギを見つめた。



「ジョニーは『君を連れて帰りたいよ』っ
ていつもぼくに言ってた。冗談ぽく。ぼく
は、ぼくを切り取って?って、茶化してい
たけど。ぼくは、いつも泣きそうになって
たんだ」



ソギの眸が潤んでる。
泣かれるのは苦手なんだが。




「あの日ジョニーが『送っていくよ。何も
しないから。僕の車の中で、僕の酔いが醒
めるまで思いっきり泣いていいよ』って言
ったんだ。」


ソギは続ける。


「ジョニーは『僕は寝たいって伝えるのが
苦手なんだ』そう言ってぼくの眼を見つめ
た。ぼくは、彼と眼を合わせないようにし
て目を伏せた」


実際、ソギは眼を伏せていた。


「ぼくを欲しいと思っていたの?!」


俺に訊いたのか?



「ジョニーは返事をする代わりにぼくの唇
に口をつけた。

そのために、彼は大きく腰をかがめたか
ら、ぼくは彼の顔を初めて間近に見ること
ができたんだ。

彼の睫毛はとても長くて。ぼくは反射的に
眼を閉じたけど、綺麗な曲線を描いていた
彼の睫毛は、ぼくの瞼を傷つけることな
く、滑らかに滑った・・・」



『待てないよ。触ってみて』ジョニーはぼ
くの手を掴み、確認させる。ぼくは吹き出
した」


「お願いだから」


そう言って、ぼくは眼を伏せた。


『今日はなにもしないで、って言うんだ
ろ』


ぼくは怪訝な表情でジョニーを見た。


『君が寝たいと思うまで待つよ』


彼はぼくを抱きしめて、ぼくの髪を撫でて
いる。



No!No!って

ぼくは心の中で叫んでた。



ぼくはどうしていいのかわからなくて。


彼を見ないように眉をしかめて無理矢理眼
を閉じたんだ。



アルバイトの女性が窓をノックした。


もう少し酔いを醒まして帰るというジョニ
ーと別れて、ぼくは店に戻ったんだ。



三日後に

ジョニーがぼくと別れた直後に事故死した
のを知った。


酔って車を運転するなんてと、それを知ら
せてきた彼の友人は悔しそうに呟いた。



ぼくは

恋を失ったんだ・・・



嗚咽を押し殺して、ソギは泣き続けてる。




ソギ・・・



あろうことか、俺は泣きだした。

俺だって途方に暮れる権利はあるのだ。
泣きながらそんなことを思った。


いつのまにか側に来たソギの慰めの言葉が
聞こえた。



「ビョンゴンさん・・・泣かないで・・・
ぼくは大丈夫だから」






to be continued



今日もお付き合いいただいてありがとうございました。
いつもいいね!やペタ、コメントをありがとうございます。



コロナで外出自粛ですが


少しでも


楽しんでいただけたら幸いです♡



みなさま♡


佳い週末を過ごしてねぇ~~~♬(*'▽')♬♬





あんにょ~ん♡