麻雀と経営は、"運気を読み状況に応じて変える"
という観点でとても近い能力が必要。
麻雀は、9割の運気と1割の判断力で勝てる世界、ビジネスとそっくり。運は誰でも平等にやってくる、それをチャンスと捉えるかどうかだけ。つまり、麻雀では、相手より、運気を読み運を呼び寄せる判断力があると、勝ち続けることができる。
ぼくはその判断力がぶれないように、3つの軸を決めています。
1.場の状況をよく見る
2.運気が悪い時は負けない戦いをする
3.運気を変える
具体的には、
1.決め打ちしない
自分の手配からではなく、相手の捨て牌から考える。自分の手配だけでなく、相手の捨て牌をよくみて打ち方を選択する。本来なら、ツモであがる確率はロンよりも低い、相手からあがれるように捨て牌をみてまちをつくる。
2.運気が悪いときは負けない戦いをする。
勝てないと思ったら負けないように戦い、大負けしないようにする。具体的には、運気が強い人の捨て牌をかかえる選択をしたりする
3.無関係なロンやチーをする
運気を掴みきれない時は、あがりに無関係なロンやチーをする。むしろあがれない、あがりから遠くなるような無関係なロンやチーをして場の空気を変える
です。
経営に置き換えると、
1.市場環境をよくみて判断する
市場環境をよくみていま勝てそうなビジネスを考える。過去に成功したやり方を貫いてしまうと衰退する。あくまで世の中の流れをよく見る
2.投資を止めることも必要。
運気が悪いときは、投資をとめて、別の可能性を探すことも必要。突っ込み過ぎると大損する時がある。相手と同じ戦略をとらないし、大人しくすることも戦術の一つ。一方、運気が良いときは、とことん攻める。
3.常に変化する流動的な組織にする
人事異動も採用も頻繁に行い血液を循環させる
固定概念にとらわれずに、時には、大胆で利益に無関係な部署を作って見る。
冒険法人は、とくに、3の戦略を、3ヶ月に1回必ず新部署を作る、人事異動するを行なっています。
また、それでも、どうしてもその空気にのれない時は、大胆に3ヶ月に1回でなくとも空気を変えるための、毎月、組織変化をつけます。
昔の経営本ならタブーとされていたような組織づくりかもしれません。
ただ、冒険法人は、ぼくが作りたい組織ではなく、みんなが活躍できそうな組織スタイルを考えて、人に合わせた組織づくりを徹底しています。
なので、時には、
まったく意味がわからない
『空気を変える』
という目的で組織をつくることがあります。
その目的で今回新設したのが
神部
です。
空気を変えるためのこの組織づくりがどう結果を残すか、とても楽しみですね。
これらを大切に2年半経営し、仲間に恵まれたことで、順調に成長することができました。
本当にびっくりするくらいの急成長です。
会社の成長は、すべては仲間の成長しかありませんから、ぼくの仕事は、仲間が輝き、仲間が自由に楽しめ、活躍できる組織をつくることです。
だから、会社がいま急成長しているのは、仲間が成長している証拠なのです。