希望 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

野人は野菜など作ったことは無いし今も作っていない。

試行錯誤しながら何十年も苦労して見出した技法ではなく、作ることに関しては皆さんのほうが詳しい。

 

協生農法には子供の頃から何十年も自然界で学んできた全てが詰まっている。

海に生まれ育ち、森と川を駆け、最後に到達したのが畑であり野菜だ。

 

健全な大地を形成するのは人ではなく草木であり、それに微生物と虫と鳥などが加わる。

自然に一時も同じ状態は無く、植物も攻防が繰り返されている。

 

動物の健康とは何か、一言で言うのは簡単だが、それを維持するには人知が未だ到達出来ないほど気の遠くなる仕組みがある。

 

植物の健康も同じ。

いまだわかっていないことのほうが多い。

だからわかるはずのない生命は作れない。

この考え方が協生農法の根本にある。

 

環境を整えれば植物は自力で育つ。

その育ち方に文句はつけない。

立派か貧相か、色が、形が・・などは人が植物を加工商品と見て評価、そのような常識を作ってしまったからだ。

 

魚介類は小さくても大きくても、色や形が変わっていても美味しく食べられる。 それは命をいただく上で当たり前のこと。

そうして地球上の生き物は生存してきた。

 

美味しい加工食品はいくらでも溢れているが、野人は「命」にまでそれを持ち込むつもりはない。

魚が水に住むように植物である野菜果物は大地だ。

大地を知り、循環の仕組みを知れば余計なことをしなくても植物は健康に育つ。

 

地球は長い間海に覆われていたが、やがて海底が隆起して地上が生まれた。

そして地上に進出したすべての生き物が協力して保水浄化力のある森と川が生まれ、海と同じ仕組みを有する緑の大地が誕生した。

 

微生物をはじめとする虫や鳥や動物の協力なくして豊かな土壌の形成はあり得ない。

 

科学は未だ海藻から進化した植物の本質を理解していない。

それが農業、環境、健康など迷走する諸問題の最大の原因だ。

理解していれば今のような農法が表土を占めることはなかったはず。

 

自然土壌が形成されない無味乾燥土壌の実験室から生まれた単純な基本が今も尾を引いている。

表土の多くを占める人類の畑は浄化槽の役割を果たしているだろうか。

 

表土が浄化機能を失えば、河川も海も浄化機能を失い、無農薬、有機、自然農法を問わず環境に優しいとは言えない。

 

植物の優れた仕組みなくして、地上の動物の繁栄などあり得ない。

人間は地球に住むすべての生き物達の命運を背負っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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