「バカの壁」などのベストセラーを持ち、東大名誉教授で85歳の養老孟子さんが面白いことを言っている。
人のことをわかりたいというのは、裏を返せば自分のことがわからないということです。わかるわけがありません。自分は変わるからです。
いや、自分だけじゃなく相手も変わる。自分のことさえわからないのだから、他人のことがわからないのは当たり前です。
だったら他人だって、あなたのことがわかるはずがありません。
それなのに、「あの人は私をわかっていない」「私を誤解している」などと人は言います。
はっきり言うと、誤解は誤解のままで、気づくまで放っておくしかありません。
誤解されたままなんて嫌だと思うかもしれません。だけど「それは誤解です」と言ったって、相手は相手で自分が正解だと思っているから、たいてい無駄に終わります。
要約するとこのようなことだが、誰でも経験があるだろうし、お野人は幼少からこの連続だったな。
言えば「そんなバカな」、やって見せれば「信じられない」
むー母も同じで、あまり褒められたことがない。
「バカの壁」と「信じられない壁」の中間にある、「ご立派」と褒められる壁が抜けているのだ。
常識的な思考のパターンから外れればこうなるのだろう。
むー母は、「バカなことを、信じられないけどやっちゃうから不思議よね~」と・・フォローはしてたが・。
延命も不可、余命2か月の末期がんを4か月で完治させ、病院とお別れの日に医師に対して言った言葉も、「この子立派よね~」ではなく「不思議よね~」・・だった。
そして「予定通り死ななくて先生に申し訳ない」と真面目にお詫びも。
誤解されても信じられなくとも慣れていたし気にもならなかった。
野人理論を作ってからも同じで、こんな単純なことが何で正確に伝わらんのかさっぱりわからなかった。
誰がやっても結果は明白なのだが、結果だけでなくその仕組みである簡単な方程式が理解されない。
ブログ開始以来15年間書き続け、毎月のように講習会をしているが「何で~?」は今も続いている。
養老さんが 「無駄に終わります」・・と言っても
教えるのが野人のお仕事だし・・・
このままやり続けるしかない。
どうすればわかりやすいかを毎日考えながら‥エンドレスだな。
養老孟司「それは誤解」と説明しても、相手は相手で「自分が正解」と思っているからたいてい無駄。誤解は放っておいて自然に消えるのを待つべし (msn.com)
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