陸の植物は海藻が海から進出したものだが、大きな違いが幾つかある。
なぜこのように形を変えたのか、そこに海藻を含めた植物族の意図が見られる。
それがわかれば、生命とは、植物とは、野菜果物とは何かを知るのに役立つだろう。
38億年前の最初の生命は単細胞で海の有機物を利用していたが、生物不在で有機資源には限りがあり、3億年かけて自ら光合成で有機を生み出すシアノバクテリアが登場、酸素を海に満たし、やがて陸地にも酸素が満たされた・・と言われているが、新たな発見があれば修正されるだろう。
それだけ生命は謎だらけで大半は未解明、進化論だけで割り切れるものでもない。
何故有機物が生命になったのか、確かに進化はするが人間は本当に類人猿が進化したのか、何故使い切れない脳が進化で生まれるのか・・今は退化中ではないのか。
何故人間だけ泣くのか笑うのか、おやじギャグを言うのか・・などわからないことはキリがない。
病の理由、眠る理由、食べる理由、他、数えきれない程の常識の間違いなども解き明かしたが、謎とされるそれらもそのうちに野人流で解き明かす。
今は時間がないが、さほど難しいことでもない。
ネコ・・笑わせたら・・
ニャ~ベル賞もらえるかもしれんな。
しかし・・ 手のひらで
ゴキ・・宙返りさせたら読者の大半は離れるだろう。
誰からも苦情やお悔やみも出ず、皆さんが喜ぶことに頭は使った方がいいな。
テーマ下から4番目のむ~の珍化論、いや・・「ムーの進化論」も以前からあるが、後回しでまだ1編も書いていないからこれが最初になる。
未解明な部分はさておいて、ここでは地球生物の御先祖様は・・「藻」だと考えて思考を進めればよい。
酸素が変化したオゾン層で紫外線が遮断され緑藻類が上陸、今のような植物らしい形になったのは5億年前、シダ類が大繁殖した。
植物族に続いて節足動物が上陸、脊椎動物の誕生は4億年前と言われているが・・いずれにせよ、生命誕生から30億年以上かけて海藻は上陸して植物らしくなった。
海藻と植物はどう違うのか・・
海藻の祖先「藻」は海を浮遊、やがて体を浅い海底に固定することで定住暮らしが始まった。
その末裔がワカメやヒジキや昆布やアオサだ。
現植物との違いは、根は岩に固定する為の「仮根」と呼ばれ、根からは何も吸収せず葉から直接吸収する。
ワカメが・・歩いて陸に上がったわけではない。
海と同じく藻類の「藻」が先発して陸の環境を築き上げたのだ。
ただ、植物性プランクトンの「藻」は海のように食物連鎖の始発点にはなれなかった。
海中ならどっさり繁殖、海底から水面まで漂えるのだが、空中ではそうはイカんの頭・・水がない
水がないと、藻は・・ も~イカン
空は飛べないし、陸にはわずかな平面しかない。
それに、海藻類を食べるウニや貝ならともかく、海の食物連鎖を築く生物の大半は肉食の魚類。
彼らに海藻は消化出来ず食物連鎖は築けない。
陸の海藻・葉っぱをエサに出来る動物はいないし、いれば植物族はあっと言う間に全滅する。
海の食物連鎖は、その基盤を大量の植物性プランクトンが賄っている。
それを食べた動物性プランクトンをイワシなどの小魚の大群が食べて大量増殖、魚は魚を食べることで仕組みが出来上がった。
「多くの動物は動物を食べて生を繋ぐ」
これが海では基本だった。
大型になればなるほどその仕組みは必要であり、数が増えれば増えるほどそれなくして食物連鎖は成り立たなくなる。
小魚を食べた中型魚も大型魚のエサになって命を繋ぐ。
それぞれ食べられる魚が・・エサが自ら日々大きく成長しなければ食べ物は枯渇するのが当然。
つまり、最初に大量のエサを提供し続けるだけで後は魚類が自動増殖・調整、すべてはうまく回る。
生を終えた動物を養分にして植物性プランクトンを生み続ければ・・だな。
海藻は食われることなく気ままに進化、食物連鎖に介入せずに陽の当たる縁側、いや沿岸で悠々隠居暮らし。
ワカメやコンブの数億年前の祖父母達は、自らの体を盆栽仕様にして楽しみ、アワビやウニにわずかなエサとお小遣いを分け与えて遊んでいた・・
壮大な事業の第一線から退くと、やることに困る。
人間の隠居暮らしと非常によく似ていたのだ。
続く・・
この連載理論 植物族物語・・長期編になる
時間がある時に・・ポチポチ 書く気ケコ
タイトルは雄大だが・・お笑い劇場になりそうな気配
真面目に書くつもりだったが こればかりは仕方ない
笑いなくしては 退屈で 集中力が続かない
大地の仕組み 開始 2008年6月
http://ameblo.jp/muu8/entry-10103919541.html
大地の仕組み 空気の誕生
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大地の仕組み 生命の誕生
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