この1週間、土壌とミミズとモグラの関係式に始まり、消え行く山、大地に草が密生して森になる理由・・と、
大地と表土の仕組みについて連日理論を書き続けた。
原人は治安の悪いアフリカで、協生農法の指導と飢餓貧困の解消、砂漠緑化の為に孤軍奮闘している。
終わればその足でフランスでの学会へ、インドでも物理学会で講演、1カ月間日本に帰れない。
世界各国がやってもどうにもならなかった表土が何故復元したのか、原人の援護射撃を兼ねた読者への集中講義と考えていただければよい。
それらをまとめたのがこの・・
「生命活動エネルギーの方程式」
これだけでブルキナファソの協生農園が驚異的な生産量をあげた理由が説明出来る。
検証するまでもなくこの方程式は既にこちらでもアフリカでも立証されたから公開した。
お笑いなしにここまで真面目に書き続けたのは久しぶりだが、もうひと踏ん張り、これまでの具体的な実例をあげて見よう。
7年前くらいだったか・・むー農園を訪れて最初にこの生命エネルギーの循環の仕組みを大まかに理解したエステシャンの今野さんから・・
「むーさん 人は食べなくても生きて行ける?」と聞かれ、「場合によっては生きられる」と答えた。
その時ははっきりした方法は言わなかったが、動物が生命エネルギーで体を維持している以上、方法は難しくはない。
それまでの多くの事例から組み立てたのがこの理論。
茶園の改造で茶の木を撤去した後の異常な野菜の成長、ビレッジでは葛の根を大量に撤去した後の異常な野菜の成長、どちらも造成したばかりで土壌構造は皆無だが、肥料なしでむー農園よりも猛烈に育った。
この仕組みが解ければ肥料はまったく不要になる。
ビレッジの中玉トマトは通路を問わずブッシュになり、12月半ばに霜が降りるまで数百個の実を付けていた。
6月末までに大量の小松菜などを収穫した後、季節外れの7月に貧相な苗を植えたもの・・
今野さんは茶園造成跡の種蒔きも手伝ったが、山肌の硬い赤土が剥き出しでは芽も出ず種がもったいないと、いくと2人で省エネテキトー種蒔きさせたのだが・・
チンゲンサイや小松菜や大根やラディッシュなど、見事な巨大野菜のマルチで、親指より太い小松菜の根元の茎は生食でもまったく雑味がなくさわやか
大根のような根も生で甘い。
野菜類は軽トラックで何杯分か収穫出来た。
今野さんはビレッジの12月のトマトも味わい、ついでに植えたセロリを、味は日本一と絶賛。
トマトブッシュの一角を強烈なパワースポットと称して、椅子を持ち込み寒いのにしばらく座っていたほどだ。
茶の木と葛の根の強烈な生長エネルギーは、使い切ったのかどちらもその年で消え去った。
どうすれば継続出来るかを考えたのだが・・
シマラッキョウは、新たに植えるより、掘り起こした後にそのまま数個戻す方がはるかに成長が早く、茶園もトマトもこのシマラッキョウも、茶木と葛とシマラッキョの残存エネルギーによるものとしか考えられなかった。
シマラッキョウはシマラッキョウの残存エネルギーだが、茶の木も葛も野菜やトマトとは別物、同じ植物族としてエネルギーを共有出来ると言うことになる。
草が混生密生、根が絡み合い、次から次に世代交代しても問題ないどころか活性するのはそれが理由だ。
これらの実例は、自力で生命エネルギーを得る為の土壌構造を一から構築しなくとも、エネルギーは・・
最初からそこにあった・・と考えれば良い。
最初のむー農園は樹木を最初から配置、1年遅れの隣の3アールは木を植えていない。
最初の2年間、生育にそれほどの差はなかった。
今ではどちらも土壌構造の完成度は同じだが、生育において相当な差が出ている。
今年のキウリ実験でも、片方はキンカンやレモンの木を覆い尽すほど成長、たくさん実を付けたが、同時期に植えた隣の同種のキウリは、竹の棚の半分も伸びず実も1本か2本、成長度合いは5分の1にも満たなかった。
根元をコンクリートやアスファルトで囲まれた街路樹を見て不思議だと感じたことはないかな。
果樹栽培や庭木とは随分異なり、これでどうやって育つのかと・・
コンクリートの隙間や石畳から大きく育った草や木も同じだ。
街路樹は何不自由なく育ち、花や実を付け大木になり、雑草のように管理する人を悩ませている。
ただ同一種ばかり単一配置すれば害虫にされる虫達の繁殖など色んな問題も生じる。
動物だけでなく植物も、寝るだけで造作もなく、動力は大気中の電気を使っている。
さらに太陽エネルギーを使い空気と水から有機を製造、食物連鎖の基点となる食べ物を生み出している。
植物のこの高度な技は人間に真似出来るものではない。
さらに街路樹もそうだが、樹木は驚異的な仕組みを有し、自力で成長する術を持っている。
続く・・
次回 樹木の知恵 エネルギー方程式の活用法
ブルキナファソ 家庭菜園 プランター
探して貼り付け 面倒くさかったが 今回の特集画像は長くなる・・
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協生むー茶園の大変貌
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テキトーに 数分で硬い赤土に 省エネバラ蒔きしたのだが・・
協生むー茶園の収穫
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むー茶園の巨大ラディッシュ
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晩秋のブッシュマントマト マリンビレッジ
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同年 12月下旬
ブッシュマントマトの最後
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日本一のセロリ 2011年12月31日
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