むー母が弱って来た。
食欲は旺盛だが量が食べられない。
手足は痩せ細り、外出もままならない。
月に一回定期検診には行っているのだが、老衰が一気に進んで来たようだ。
トイレや風呂は自分で行けるし、廊下の先まで歩いて電話もかけてくるが、記憶がさらに薄れて来た。
昔からもの忘れは野人並みだが進行が早い。
いつものように野人にお説教する時は理路整然としてボケのかけらも見えない。記憶が薄れたワリには・・
よくまあそんなところに気付くものだと感心する。
先日はアジとキジハタの刺身と、猪とタケノコのスープを作って食べさせたが、今日は猪と野菜の煮物・・
休日だが、いつものように朝から電話で起こされた。
南伊勢町ででっかいオス猪が獲れたのだ。
さっそく出向いて運んで来たが、60キロのオス猪で、とれた肉は30キロ近い。
発情期のオスは鼻が曲がるほど悪臭だが、今の時期は大丈夫だ。
巨大なオスは、肉は硬くなるがエネルギーは凄まじい。
柔らかく煮込めばたまらなく旨いのだ。
以前食べた百キロを超えるオス猪の煮込み料理は最高だった。 お野人イベントに差し入れたがあっという間に無くなった。
日曜に日の出男宅から運んで解体した50キロのメス猪は最高の脂でジャーキー肉は少ししかなかったが、この猪は脂の乗りは悪く、大半はジャーキー用に解体した。
解体は夕方近くまでかかり、同時に、少し脂のあるロース肉をむー母用に煮物にした。
白ワインでさっと茹でて臭味を抜き、圧力鍋で20分加熱、むー母でも食べられるくらいに柔らかくなったところに、茹でた大根、椎茸、インゲン、牡蠣エキスを少々入れて甘辛い煮物に仕上げた。
味見すると・・これがまたお野人最高傑作と言えるほど美味しい
母ちゃん・・元気になって・・
豪快な笑いと、得意のお笑いギャグを見せてくれ・・
干からびてスルメになるのはまだ早い。
むー母 病院卒業式 蛍の光・・
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コップの水 むー母の道理
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