健康になる野菜 ならない野菜 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは



読者の清水流美さんが電子書籍を出版した。

幾度かブログで紹介したが4月6月とお野人イベントに参加、6月にはどっさり原文の原稿を持参して来た。

自分で書いた本4冊もまだ読んでないのに・・「読むのはいやじゃドクロと言ったのだが・・置いて行った汗


協生農法、理論の体験記だが、理論の解釈と手法に間違いもないので出版を了承した。

それが先日電子書籍になり、それとは別に自ら製本した本が10冊送られて来た。

女性目線で実践したもので、物理の苦手な人には非常にわかりやすい。


人類が環境問題、健康問題などの難儀を抱え込んだのは「自然界の道理」を間違えたからであり、その単純な足元の道理を正せば大地も海も体も復元する。

野人原人の目的は農法と理論の波及であり、理論が理解出来なければ間違いを指摘する人もなく、歴史は繰り返される

根幹の間違いを正せなければ過ちは何百年、何千年も続き、人類だけでなく全ての生き物が苦しむことになる。


50件を越える世界の「常識の矛盾」の他、「前向き思考は怪我の元」「とにかくやって見ようは思考の墓場」など、思考の盲点を指摘した記事も7年以上書き続けて来た。

現学問の仕組みは機械はともかく「生命」に関するものについては「教え方」も「学び方」も間違っている

生命とは多岐分野に及ぶ融合体でありオーケストラのようなもの、専門、分業の寄せ集めで答が出せるものではなく森羅万象から誕生した複雑な生態物理なのだ。


生態物理とは多くの生き物達が数億年かけて築き上げた立体的物理的仕組みであり点や線や面では捉えられず、まして個人的な思いや言葉で表せるものでもない。

この学問が世界にはないから悲惨な現状を招いた。

ブログ記事や本は文字に過ぎず、言葉で伝えるのは本当に難しい。 協生理論はその完全な「結果」から広まりつつあるが、理論全体を理解して自由自在に使いこなせる人はまだ出て来ない。


協生農法を広めようとする野人原人はたまにしか野菜を必要としない。 何ともおかしな話だが・・

人間の食性上、本来はそれが当たり前なのだ。

体調が本来の形に戻るほど本能は葉野菜から遠ざかる。

野菜とは山菜と違って食べ易く品種改良された植物であり、長年人体を築き上げた食材でもなく、あくまで「近代食」だ。

これほど丸ごと食べ易い植物など自然界にはない。

世界の食卓の中心にある穀物と野菜は人知が生んだ食べ物なのだ。


野山に自生する葉類はすべてアクと毒でガードされ、

植物毒の判別能力を持たない人間の食材には成り得ず、消化能力も持たない。


しかし、農業が、野菜が、健康、環境復元の重要なカギを握っていることは間違いない。


著者の清水さんも、これまで積み重ねた思考で野人理論を解読しようとしたのだが理解出来ず

実際やってみよう」・・から始めた。

やみくもにやったわけではなく、理論を前提に実験している。 そして百%その通りの答が出た。


理論の波及は理論から入るのが道理だが、これもまた大切な後部の入り口。 入って来れない人が多いからだ。

しかし、「早い話」や「結果」から入ろうとすれば道理の理解は難しく、入口が非常出口になりかねない。

物理、数学とは程遠く、それで満足すれば理解はさらに遠のき、これまで同様に効果と言葉だけで判断する人が増える。

それは野人原人が進む道と逆行するものであり、辛口だが、野人理論を広めようとするならその道理をしっかり把握した上でやってもらいたいと願っている。

しかし、この世界へ入る足掛かりにはなるだろう

結果で納得したなら、あらためて最初から順に道理を学べばよい。 だから出版を承諾した。


葉っぱは肉食雑食の人間の食性とは合わず容易に消化も出来ない今では重要な食材で日常に欠かせない。

肉食の犬や猫もまったく食性が合わないが、不調になれば野菜ではなく道端の葉っぱを食べる。

自然界が生む陸の産物なら何でも体の制御に効果的であることは間違いないが、「効く」ことと本来の健康とは別の問題だ。


犬や猫も日常が不調にならない食生活なら、草は必要なくまったく食べない。

完全な生命を持つ草がそこにあるから、手頃だからやむなく食べるだけなのだ。

「不足」したから不調になったわけではない。

野人原人もそれと同じで、人間もまた同じ、犬との違いは肉食雑食性ゆえに毎日でも食べられると言うことだ。

しかし、食性から見ればその他食材に分類される。

応急処置も時には必要だが、本来の健康が目的なら、不調になった原因をはっきりさせ、修正するのが人知と言える。


アクの強い草を食べるよりは食べ易い野菜の方がよい。

そして最も手軽に手に入るのが肉や果肉よりも野菜であり、種を蒔けば勝手に生えて小さくともすぐに使える。

それが、協生理論の中の「野菜の位置付け」だ。

市販野菜のように色や形や大きさにはこだわらない。

協生農法だけに固執すれば協生理論全体は見えない。

協生農法の主目的は野菜の生産ではないのだ。

業として成り立たせる産物として野菜は重要だが、人間としての機能知能維持、健康維持に絶対必要とする食材の中に野菜は入っていない、それが野人理論だ。


この書籍のタイトルに少しだけ異議を唱えるなら・・

確かに野菜次第で健康にはなれるが何十年も毎日食べ続ければ体機能は老化が早まる、それは穀物も同じ。

消化出来ない繊維質を体に入れず、植物の「生命」だけを摂る「お茶」はこの限りではない。


野菜は日常に欠かせない食材、野菜が好きでたまらない人も、野菜に健康を求める人も多い。
そんな人にとってこの本は参考になるだろう。

他の食べ物同様、野菜とうまく付き合えばよいのだ。


このブログ左サイドバーの真下にも・・

完全な植物を食卓へ・・と書いてある音譜


電子書籍「健康になる野菜 ならない野菜」

http://ameblo.jp/rumi-shimizu/entry-12089165275.html

お野人の読書感想文

http://ameblo.jp/muu8/entry-12047734198.html


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昨日 ダジャレ記事で省エネした分汗

今日は真面目に長文記事を書いたドキドキ