マダイの旬は春、桜鯛と呼ばれるほどで桜の季節に最も脂がのり、産卵後から秋にかけてはあまり脂がない。
それでも「腐っても鯛」と呼ばれるほど重宝され、旨い事には変わりない。
日本人の鯛好きは熱烈で、数百種に○○ダイと名が付くほどだ。
その中に本来のタイ科の魚はマダイ、チダイ、クロダイ、ヘダイ、キダイ、レンコダイなど十種ほどしかない。
この2番目に来る「チダイ」の旬は夏から秋にかけてだ。
形も色もマダイそっくり、一見見分けが付かないほどで、エラ縁の赤さと尾ビレの先端の色で見分ける。
これまで数えきれない程釣って食べたが、大きさは手の平から数百gが中心で最大でも1キロくらいだ。
マダイは10キロをはるかに超える。
市場価格はマダイよりやや劣るが、小ダイの干物や塩焼きなど代用品として使われることが多い。
肉質はマダイより柔らかくやや水っぽいが、脂が乗り切った秋のチダイは正直マダイよりは旨い
大きさとしては最大級、鮮度抜群1キロの秋のチダイが手に入ったのでむー母に食べさせることにした
まずは頭の半分と背骨を1時間煮出してダシをとり
タイ釜飯と潮汁用。
身の半分は刺身で半分は釜飯用だ。
頭半分とカマと腹身と中落ちと皮はアラ炊き。
内臓も半分以外は捨てることなくすべて使った。
ここまで使い切れば可哀想なチダイも浮かばれる。
味は言うまでもなく文句なしに旨かった。
脂が乗り切り、刺身、釜飯、アラ炊き、吸い物・・最高だな。 特に・・
釜飯にアラ炊きの汁を少量かけて食べるご飯は絶品で・・発狂しそうだった
他の魚も同じだが、一番旨いのは頭であり、タイは魚の中でも紛れもなく吸い物の王者。
これ以上のダシ、煮汁は他には見当たらない。
と~~っても頭骨ダシが効いたタイめしに、さらに煮汁をかけて食うのだからこれ以上のご飯はない。
ご飯って・・
食べたら疲れるけどたまらんほど美味しいな
相変わらずお野人は食べてすぐ安らかな眠りについた。
簡単なマダイの見分け方
http://ameblo.jp/muu8/entry-10298604941.html
尾ビレの縁が黒い
黒鯛より旨いヘダイ