生命の海3 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

水を陸地に止めることが出来るのは唯一植物であり、植物が築く保水力のある土壌構造によって可能になった。

野山の植物に水やりが必要ないのは自ら水を確保しているからであり、常に地下水にも供給を続け、表土のろ過水と湧き出る地下水で澄んだ川の流れを保っている。


誰の力も借りず自らの力で生き抜く術を持つ植物が地上すべての動物を支え、水と食べ物と住居、誕生と消滅の役割を担い基盤を支えているのだ。

条件が揃えば動物は繁殖出来るが、植物も動物も寿命があり必ず生を終える。


有機体は水と空気と微量のミネラルから作られる。

元に戻す「消滅」なくして、誕生ばかりでは地球はゴミの山になってしまう。

海底や干潟がそうであるように、陸は表土が廃棄物の浄化消滅の役割を果たしている。


地上の全ての生き物は地表か、表土の通気性のある場所で生を終える。

有機は微生物が分解して無機となり、雨が無機を溶かし込み土中へ浸透する。

植物の根は水溶液しか吸えず、過剰に溶け込んだ無機を葉や果肉の細胞に詰め込んで再び地表に戻し広く分散する。

分散の役割は虫を中心に動物も担うが、表土での循環によって海への流出を最低限に抑えている。


海から隆起した陸は元は海底であり海と同じ。

地球の元素は一定、海も陸も、生き物の体は元からあるミネラル以外はすべて水と空気から作られる。

海も陸も同じ0から始まり0へ戻る。

海で蒸発した水は陸へ降り注ぎ、その水で山も平地も潤い、海から進出した植物も動物も生を営んでいる。

そして再び水は海へと帰り、延々とその循環を繰り返す。

大気があるかどうかの違いだけで、生命の循環の仕組みは海と同じなのだ。
海から思考を進めれば陸の循環の仕組みも理解出来る。

地球は水の惑星、水なくして誕生も消滅もない。


森林破壊、農業による表土の荒廃、川や海の汚染、人は今も完全な仕組みの破壊を繰り返している。

耕し続ければ植物が構築した土壌構造は壊れ、循環の仕組みを成さず海は汚染、生態系も破壊される。

草の除外が目的の、表土を必要としないビニルマルチ。

虫も草も表土も陽光も必要としない工場水耕栽培。

完熟堆肥と称して獣糞などの有機物を土中に鋤き込めば雨が降れば地下水も海も汚染、オーガニックが環境に優しい道理など何処にもない。

地下を調べればはっきりわかることであり飲める水ではない。

化学肥料もまた地表に戻されることなく川や地下水から海へ流れ出し、海洋汚染の最大の原因になっている。


浄化出来ない表土、水と肥料で肥大した「野菜」と称する植物、自然界の理に反せばその歪は必ず回って来る。

いくら言葉で「自然の産物」を唱えようがツケは体に回って来るのだ。

いくら食べても「制御」出来ない結果がその答えだ。

見た目は植物でも自然界のものとは極端に異なる。

今も土壌作りと称して制御不能に陥った田畑への異物投入は続けられている。


制御不能に陥った陸と海、そして自らの体・・仕組みはまったく同じものだ。

海も大地も体も・・海底、表土、皮膚の仕組みも・・


学問の細分化、専門化は機械文明を飛躍的に発展させたが、世界的な環境破壊を招き、生命機能を急激に衰退させてしまった。

世界トップクラスの専門学者の誰も気づかないように、この問題は地球規模の観点から自然界の循環の仕組みを理解しなければ解決出来ない。

野人はこれらの修復の為に「協生理論」の基礎を創り上げ原人に引き継いだ。

研究は世代を超えて永遠に続き、終わりはないだろう、


間違った基盤の上に構築された産業の急激な崩壊は相当な痛みを伴う。

生きている内に復元の兆しを見たいが、痛みを伴わない緩やかな復元を望んでいる。


生命を生む表土

http://ameblo.jp/muu8/entry-11161408078.html

大地は必ず森になる

http://ameblo.jp/muu8/entry-10830316831.html

の食卓・・ひらめき電球

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