準備完了 4日浸け込み流水で塩抜き 風乾燥
ひよ子は中学2年生の女の子。
顔はぽっちゃりして可愛いのだが、背筋はピンとして男の子も腰が引けるほど凛々しく、威風堂々としている。
その迫力ゆえか吹奏楽部の部長に抜擢、相当重い何度聞いてもわけわからん楽器を担当している。
小学5年で既に熱心なブログ読者、両親を引き連れ野人の物理講習を受けに来た。
魚さばき、あんこう解体、猪の皮剥ぎ・・今も時々ビレッジで修行中だ。
海のお特訓、山の植物のお特訓にも熱心で、猪を弓で狩って食うのが夢だから弓作りと使い方のお特訓もやらないとな・・
趣味は薪割り、今は関心のあること以外
知らんぷりしているが、それでいい。
そのうちすべてが繋がる。
理論の理解力は相当なもので原人に次ぐ。
常識と先入観の強い大人と違い・・
頭に余計なものがないから教える野人も楽だ。
誰も答えられなかった野人の単純な質問にもひよ子は幾つか答えている。
学ぶことはまだ山ほどあるが、野人自然塾の後継塾長になれる資質を持っている。
そのひよ子が貢ぎ物を持ってやって来た。
大きな手造りのチーズケーキだが、10日ほど前にも自作第1号を持って来た。
野人の好みは古巣のホテルのチーズケーキ、食べたひよ子はそれに勝るケーキを作って野人に食べさせることを宣言した。
あれから1年・・あのチーズケーキと味は違うが、いくも絶賛、甘いものが苦手なまむし頭も絶賛するほどの出来栄えだった。
また食いたくなった野人は、ひよ母の携帯へひよ子宛てのメールを入れた。
散々褒めて絶賛した後・・
「だから な・・な あれと同じでいいから作って持って来てくれ~」
その翌日の日曜日、ひよ子は朝から懸命に作って昼過ぎに持って来た。
そのお礼に・・
野人には面倒なベーコンの仕込みを
やらせてあげることにした。
やりたくてたまらんひよ子には最高のお礼だな。
20キロ近い豚バラ肉の塊の切り分けをすべてひよ子にやらせ、スパイスの擦り込みもマムシ指導の元でせっせと励んでいた。
賄いランチは、いくがかき揚げを、ひよ子が豚バラの端肉をスライス、それに農園白菜の即席漬物。
この日の野人は、何もしなくてベーコンが仕込めて、ご飯が食べられ、ケーキが食えて・・
やることがない 最高に清々しい一日
だったな・・・
なあ~~~んにもやりたくないのが無趣味な野人の本質、省エネ物理の極み・・
それが何年続こうが退屈せずに天国・・
夕方、ひよパパが車で迎えに来た。
お土産にはみかんとベーコンとしなびた白菜の残りを持たせた。
残りのチーズケーキ3分の1・・
3日間・・野人は食べ続けたが、ひよ子ケーキは味も褪せずに熟成して本当に旨かった。
ひよ子の足に付きまとう ノラの ニャンゴ
足 踏まれても・・・知らんぞ
この後 忙しいひよ子にアタマを サッカーボールのように
パッカ~ン と 蹴られて
いじけて うつ?・・になって いつものように 倉庫に
お隠れあそばした
心優しいひよ子は いたく気をつかい・・
いつまでも ニャンゴに謝って 呼んでいたが・・
出ては来なかった
いくにやられた時も ケンカに負けた時もそうだった
2日ほどで 傷心も癒えて さり気なく・・
ステップ踏みながら お出ましになる
ひよ子 生誕14周年式典
http://ameblo.jp/muu8/entry-11945970430.html
むー農園 ひばりの ひよこ・・